「メタボ」「認知症」だけでなく、「ロコモ」にも要注意!~健康で長生きするための秘訣

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新しい言葉が市民権を得ることにより、人々の意識が高まることがある。「メタボ」という言葉を知ってから、体型を気にする人が増えたそうだ。では、「ロコモ」という言葉をご存じだろうか? ロコモは、「メタボ」「認知症」とならび「寝たきり・要介護状態」「健康寿命の短縮」の3大要因とされている。

ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略。運動器の障害により、要介護になるリスクの高い状態を表した言葉だ。運動器障害の原因としては、運動器疾患、加齢による運動器機能不全が挙げられる。運動器疾患とは、加齢による骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、あるいは関節リウマチなどの疾患のこと。加齢による運動器機能不全とは、身体機能の衰えによる筋力低下、持久力低下、反応時間延長などだ。

高齢者は、身体機能が衰えたことや、運動器疾患による痛みなどの要因があいまって運動不足になり、さらに身体機能が衰える負の連鎖に陥りがちだ。さらに、ロコモ、メタボ、認知症を合併して発症することも多いという。

ロコモに結び付きやすい「骨粗しょう症」に、日本人の約10%が該当するともいわれている。「変形性関節症」など他の病気の患者数も合わせれば、ロコモは国民病ともいえる。ロコモ対策としては、筋肉をきたえる、筋肉の材料となるタンパク質を十分とるなどが有効だ。

寝たきり・要介護状態を避けるため、「ロコモ」「メタボ」「認知症」の予防、早期発見、早期治療が重要といえる。そのためには、当然概念を示す用語を知っておく必要がある。トレンド総研が10月9日に発表した「健康意識に関する意識・実態調査」によると「メタボ」「認知症」という言葉の認知度は98%以上となっている。

政府は「ロコモ」についても、2022年までに国民の認知度80%を目標として掲げている。ところが現在、「ロコモ」の認知度は25%に過ぎない。まずは、「ロコモ」という概念と用語の普及が緊急の課題といえる。

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