総務省人口推計発表、老人の割合が多いのはどこの県?

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総務省が「人口推計(平成25年10月1日現在)」を発表した。

4人に1人が65歳以上の日本

「総務省人口推計発表、増えてる外国人はどこの国?(4月17日)」では外国人に注目したが、今度は高齢者の割合に注目してみよう。

65歳以上の老人の割合が25.1%と4人に1人を超えたことは、各メディアでも大きく取り上げていたので見知っている人も多いだろう。小学校の社会科の教科書で「現在は○人で1人のお年寄りを支えていますが、将来は2人で1人のお年寄りを支えることになります」のような文章を読んだ人もいるはず。「○人」にどんな数字が入るかで、その人の年齢が分かりそうだ。

生産年齢(15~64歳)人口の割合は62.1%だが、学生を除けば、実質大人2人でお年寄り1人を支えていると言っても良い。教科書の文章がまさに実現した格好だ。

総人口1億人以上の国では唯一の20%超え

資料では、総人口4000万人以上の国別人口一覧表もある。国によって2006~2014年と集計年が異なるものの、日本の老年人口割合の25.1%はダントツで高い数字だ。

人口1億人以上の11か国の中では唯一の20%超え(2位は総人口約3億人のアメリカで13.7%、3位は約1億4000万人のロシアで12.8%、それ以外の8か国は全てひと桁%)、総人口4000万人以上の30か国でもトップ(2位は総人口約5900万人のイタリアで21.2%、3位は約8100万人のドイツで20.6%)を走っている。先進国の中でも驚異的な速さで高齢化社会になった(もはや「なりつつある」では無い)のが分かる。

老人の割合が多い都道府県は?

さて表題に戻って、都道府県別の高齢者の割合を見てみよう。まず低い都道府県では唯一沖縄県が18.4%と10%台だった。それでも昨年は17.7%だったので、高齢化が進んでいるのが分かる。あとはドングリの背比べだが、東京都が21.9%、愛知県が22.3%、神奈川県が22.4%、滋賀県が22.5%、埼玉県が23.0%、宮城県が23.8%だ。大都市を含んだ県が低いかと思ったが滋賀県や宮城県は意外だった。大阪府は24.7%と平均をやや下回った程度。

反対に老人の割合が高い県は、秋田県が31.6%、高知県が31.1%、島根県が30.9%、山口県が30.2%、和歌山県が29.4%、山形県が29.1%、徳島県が29.1%となっている。当然ながら老人の割合が高ければ、年少人口(14歳以下)や生産年齢人口が低く、少子高齢化県と表現しても良いだろう。すると自治体の財政は厳しくなり、その自治体で働いている人は年金や保険の負担が厳しくなることが考えられる。

さてここから切り返すことができるだろうか。切り返しに失敗すれば、日本の国そのものが座礁、転覆してしまうだろう。日本の政治家や役人、そして国民の判断はどうなるだろうか。

■総務省統計局「人口推計(平成25年10月1日現在)」
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2013np/index.htm

■総務省人口推計発表、増えてる外国人はどこの国?(4月17日)
http://irorio.jp/agatasei/20140417/128396/

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