貼り薬も副作用に注意、妊婦使用で胎児に異常の報告

Text by

  • 2
妊婦

shutterstock

厚生労働省がケトプロフェンの成分を含む貼り薬などに新たな注意指示を出した。

妊娠後期の女性に異常が発生

同省の発表した「医薬品・医療機器等安全性情報」によると、ケトプロフェンの成分を含む抑える貼り薬や塗り薬について、妊娠後期の女性への使用を禁止すべきとして、注意を加えるよう製薬会社に指示したとのこと。

同成分を含んだ貼り薬を使用した妊婦から生まれた子供に動脈が狭くなるなどの症状が現れた(4件)他、妊娠中の女性の羊水が少なくなる症例があった(1件)。

より強い注意喚起に

発表によると、ケトプロフェンを含んだ貼り薬を使用した妊娠後期の女性から、先のように動脈が狭くなる子供が生まれた症例が集まったことから、平成20年に使用上の注意を改定、更に国内症例が現れたことから平成23年に医療従事者向け注意喚起を行っていた。

今回の注意は、坐剤(肛門坐薬や膣坐薬のこと)や注射剤に続いてテープ剤(貼り薬)も妊娠後期の女性への使用が禁止され、妊娠中期の女性に対しても必要最小限に留めるよう、より強い注意喚起に変更している。

貼り薬や塗り薬も副作用に注意

「貼り薬は副作用が無い(少ない)」と言われることもあるが、薬である以上、副作用はあると心がけよう。

例えば鎮痛作用や解熱作用を持つ「インドメタシン」は、体内で炎症を引き起こす物質を抑制する効果があり、即効性も高いため、飲み薬の他、貼り薬や塗り薬にも使われている。

しかし飲み薬では消化器系や呼吸器系への副作用が、貼り薬や塗り薬では発疹やかゆみの他に筋肉を委縮させるとの報告がある。

いずれにしても使用は必要最小限に留めて、異常があった場合には早急に医師の診断を受けた方が良いだろう。

■厚生労働省「医薬品・医療機器等安全性情報」
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou.html

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking