カラーコンタクト使用者の約4割が眼科を未受診、国民生活センター調査

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国民生活センターが市販されているカラーコンタクトレンズの調査結果を発表した。

2009年以降に相談件数が急増

国民生活センターが「カラーコンタクトレンズの安全性-カラコンの使用で目に障害も-」を発表した。

近年、カラーコンタクトレンズを使用して違和感が生じたなどの相談が増える傾向にあり、2009年以降、毎年100件前後の相談が全国消費生活情報ネットワークに寄せられている。

相談の内容を分析すると、契約当事者の性別は女性が92.0%と圧倒的で、年代は10代が50.8%、20代が29.4%とこの2世代が多い。また購入形態は通信販売が81.4%だ。

低品質なカラコンも

同センターでは17種類の製品を通信販売で購入、個人輸入品3種類と合わせて様々な検査を行った。

これによると、承認基準を超える直径の大きさやベースカーブ(飽和状態となるまで膨潤させたレンズの後面の光学部の中央の曲率半径)の製品が複数存在した。

また通販購入の17種類中11種類でレンズ表面に着色されていた製品があった。製品の広告には「色素が直接目に触れない」のようにアピールしているものが多い中で、レンズ表面に着色があるのは視覚障害を引き起こす原因にもなるだけに危険だ。

さらに滑らかに加工されているはずの縁が尖ったままの製品もあり、ガラスの破片を目に入れているも同然の危険性だ。

使用者の4人に1人が眼科受診なし

カラーコンタクトレンズの使用者を対象に行ったアンケートの集計結果も記載されている。

入手先では通信販売が39.2%、専門店が30.8%、ディスカウントショップ・雑貨店が7.7%などとなっている。先に書いた相談者の購入先の8割超が通信販売であることを考えても、通信販売での購入に危険性が高いと考えられそうだ。

カラーコンタクトレンズの使用に際し一度も眼科を受診したことのない人が25.5%、過去に受診経験があってもカラーコンタクトレンズを購入する際に眼科を受診しなかった人が18.0%、最初にカラーコンタクトレンズを使用する際に眼科を受診したもののレンズの種類を変える際に受診していない人が15.2%だった。

また3か月以内の目の定期検診を受けている人は17.0%しかおらず、全く受けていない人は30.6%、ほとんど受けていない人も14.7%だった。さらに1年以内に目に違和感を覚えた人が23.7%で、その内49.4%が眼科を受診しなかったと答えている。

結局使わないのが一番か

業界や行政への要望と共に、消費者へのアドバイスも記してある。簡単にまとめると「必ず眼科を受診する」「異常を感じたら眼科を受診、異常を感じなくても定期検診」「使用期限を守り、レンズケアを正しく行う」「個人輸入は要注意」だ。

特にインターネットなどの通信販売では、個人輸入品であることが明確に書かれていなかったり、日本で未承認の製品だったりする場合もあるとのこと。美容目的でカラーコンタクトレンズを使用するのは、著しくリスクが高いと判断した方がさそうだ。

国民生活センター「カラーコンタクトレンズの安全性-カラコンの使用で目に障害も-」

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