HIV検査普及週間スタート、各地でこっそり無料検査を実施中

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注射

足成

厚生労働省では、6月1日から7日までをHIV(エイズウイルス)検査普及週間と定めている。

感染者と発症者は過去最高の1590人

同省では先月23日、2013年に新たに報告されたエイズウイルスの感染者とエイズ発症患者数の確定値を発表した。

それによると、両者の合計は過去最高の1590人、感染者数は過去2番目に多い1106人、発症して初めてエイズ感染に気付いた患者数は過去最高の484人だった。

原因の7割近くが同性間の性的接触によるもので、東京、大阪、名古屋の三大都市圏からの報告が7割以上を占めている。また新たな感染者の年齢は20代やと30代が多いのは変わりないが、50代以上の患者数も増えており、高齢者も要注意としている。

感染者数と発症者数の合計が近年1500件程度で推移しているため、感染者は高止まりしているとの見方がある一方で、検査件数や相談件数が伸びていないことから、潜在的な感染者数はもっと多いのではないかとの声もある。

各地で無料の検査を実施中だが

そこで2006年に同省では、6月1日から7日までをHIV検査普及週間と定め、毎年様々なイベントを行ってきた。耳目を集める意味で、タレントなどが参加するイベントも開催されているが、こっそり各地で行われているのがHIVの無料検査だ。

あえて「こっそり」と書いたのは、今一つアピールされていないからだ。元々、各地の保健所などでは、HIV検査を無料で実施していることが多い。ただし曜日や時間が限定されていたり、予約が必要だったり、人数に上限があったりと不便さがある。

今回の無料検査もどこで行っているのか、今一つ分かりにくい。下記のエイズ予防情報ネットのサイトでも「地方自治体の取組予定」が掲載されているだけで、多くの項目が空欄のままだ。「これでは検査件数は伸びないだろうな」と感じてしまう。

一般の医療機関では、曜日や時間などの制限が少ないものの、料金(3000~5000円程度)が必要だ。検査件数を伸ばせる良いアイデアは無いものだろうか。

厚生労働省「HIV検査普及週間に向けた普及啓発イベントを実施します」

エイズ予防情報ネット 平成26年度「HIV検査普及週間」

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