最高10万円の情報料、匿名通報ダイヤルに昨年は8825件

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警察庁

県田勢

昨年度、匿名通報ダイヤルに8825件の通報があったことが分かった。

スマートフォンにも対応

警察庁が平成25年度の匿名通報ダイヤルの利用状況を発表した。報道によると、1年間の通報件数は8825件。昨年度の4427件から倍増し、この制度が始まった平成19年以降の最多件数を記録した。

通報の91%が専用サイトからの通報で、昨年からスマートフォンに対応したサイトを開設したことなどが通報件数の増加につながったと見ている。

通報をきっかけに逮捕や摘発につながった件数は56件と、こちらも過去最多を記録した。主だった内訳は、薬物や拳銃関連が21件、少年福祉犯罪が12件となっている。

最高10万円の情報料

このダイヤルに寄せられた有力な情報には、最高で10万円の賞金ならぬ情報料が支払われる。平成25年度は35件に支払いが認められ、内8件が最高額の10万円だった。

ただ下記の匿名通報ダイアルホームページには「以下の通報者様は、情報料のお支払いを受け取れますので、コチラからご確認下さい」として50件ほどの受付コードが発表されている。

宝くじでも姿を見せない当選者がいるように、情報料を受け取らない情報提供者もいるようだ。

暴力団から児童虐待まで幅広く

開設当初の対象は人身取引などだったが、現在は大きく対象が広げられた。簡単にまとめると以下の通り。

●暴力団
抗争事件・賭博行為・覚せい剤や麻薬など・恐喝やみかじめ料など・暴力団の一切の情報・暴力団が関与する企業の情報
●犯罪インフラ
携帯電話などの不正取得・違法な送金・不法滞在者への関与・養子縁組や結婚などの偽装
●薬物
大麻や覚せい剤などの譲渡、譲受け、輸出入、栽培など
●拳銃
拳銃などの所持、輸入、譲渡、譲受け、発射など
●少年福祉
18歳未満への売春・18歳未満への違法な労働・18歳未満へのわいせつ行為など
●児童虐待
児童への身体的虐待、性的虐待、放置や怠慢、心理的虐待など
●人身取引
女性や児童を金銭や搾取などを目的に売買したり風俗店などで働かせることなど

こうしてみると広い対象で情報を求めていることが分かる。最近では幼児が放置されて餓死した事件が大きく報じられているが、これも対象だ。

犯罪の摘発や弱者の保護につながるのであれば、通報することにためらいを覚える必要はないはず。でもって情報料が貰えれば一石二鳥だろう。ぜひ活用して欲しい。

関係者にお願いしたいが、情報量の増額はできないものだろうか。もちろん予算の都合もあるだろうが、注目の度合いは金額の多寡に比例するはず。ぜひ一考して欲しい。

匿名通報ダイヤルホームページ

警視庁「匿名通報ダイヤル」

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