定数20人中15人が逮捕の平川市、補欠選挙で税金を無駄遣い

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犯罪,逮捕,牢獄

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平川市議会議員が相次いで逮捕されている。

5人+1人+3人+6人=15人

青森県南部の平川市で、市議会議員が15人も逮捕される異常な事態に陥っている。まず今年2月に5人が逮捕されたのを皮切りに、4月に1人、5月に3人、そして7月16日に6人が逮捕された。

地方自治法では、本会議を開くには定数の半数以上の出席が必要。つまり10人以上の出席が必要なため、これまでは11人で運営可能だったが、今回の逮捕でそれも不可能になった。

発端は1月の市長選挙

事件のきっかけとなったのは、今年1月に行われた平川市長選挙だ。この選挙では、大川喜代治市長(当時)と長尾忠行県議会議員(当時)が対抗する形となった。どちらも自民党に所属し、それぞれが自民党県連に推薦を求めるなど、昨年から混乱が続いていた。

双方共に推薦しないことで収まったものの、平川市議会議員の多数が大川市長を、青森県議会議員の多数が長尾議員を支持するゆがんだ構図になった。また市町村合併に伴う地域内のしがらみや、金や物が飛び交う金権選挙が何度も行われた土地柄も事件の一因だ。

結局、市長選挙は、1万654票を獲得した長尾議員が、8328票の大川市長を破って新市長に当選した。

補欠選挙の行方は?

平川市では市議会議員の補欠選挙が行われる。告示が7月20日、投票が27日だが、下記サイトにあるように「選挙すべき議員の数は、告示日の前日の7月19日までに生じた欠員数」とのこと。6月13日現在で5人(辞職4人、失職1人)となっている。

しかし告示日より後に辞職や失職が出ると、再び補欠選挙が行われることになる。また前回市議会議員選挙が行われたのは、2011年7月だ。つまり来年には任期満了による選挙が行われる。

ご存じの通り、選挙となれば少なからぬ予算が必要になる。一部の業者はホクホク顔かもしれないが、税金が無駄に使われることには違いない。

平川市「平川市議会議員補欠選挙のお知らせ」

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