帝国データバンク調べ、全国の女性社長は約9万人、ただし同族継承が約半数

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帝国データバンクが女性社長の傾向を発表した。

女性社長の割合は約7.4%

帝国データバンクでは、株式会社や有限会社の代表を務める社長、117万5,505人の性別や特徴を集計、分析し、今回が初めてとなる「2014年全国女性社長分析」を発表した。

これによると、男性社長が108万8338人であるのに対し、女性社長は8万7167人と、割合にして7.4%。13.5社に1社が女性社長とのこと。上場企業の例として、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長、ジョイフルの穴見くるみ社長、ぱどの渡瀬ひろみ社長などを挙げている。

同族継承が約半数

社長に就任した経緯では、起業が男性は43.1%に対して、女性は34.7%とやや少ない。女性に多いのは身内から社長職を継いだ同族継承で50.9%、男性の同族継承は36.6%だった。帝国データバンクでは、女性の平均年齢の高さから、社長業に就いていた夫が亡くなった後に、妻への継承が多いと分析している。

また内部昇格は男性が11.5%に対して、女性は7.9%だ。近年、メガバンクを始めとした大企業で女性の役員就任が話題になった。もう1歩進んで社長就任が話題になるのはいつだろうか。

トップは日本大学出身

社長の出身大学を見ると、トップは日本大学で230人、以下、慶応大学(206人)、早稲田大学(192人)、青山学院大学(184人)、日本女子大学(184人)、同志社大学(127人)と続いている。

また業界に占める女性社長の割合では、美容業が35.1%で最も多く、次いで化粧品小売(34.4%)、老人福祉事業(29.9%)、婦人・子供服小売(23.9%)、貸家業(23.7%)となっている。7位に洋品雑貨小間物小売(23.2%)、12位に化粧品卸(17.8%)があるなど、上位は女性ならではのファッション関連が多い。

また9位の貸事務所業(21.1%)、10位のその他の不動産賃貸(21.0%)、11位の土地賃貸(20.6%)など不動産関連が多いのは、「大家」を法人化したもので、先に挙げた同族継承により夫から妻が社長に就任したものが多いそうだ。

女性社長は増加傾向だが

日本の社長の平均年齢は58.9歳。高齢化が進み、少しずつだが女性社長比率も増加中(2月11日)」の記事にもあるように、日本の女性社長は増える傾向にある。ただし継承方法や業界を見ると分かるように、一部に限られていると見た方が良いだろう。

東京都議会のヤジ問題や、安倍内閣の女性登用でも分かるように、政治家や官僚における女性の割合もまだまだ低い。男女同数は遠いにしても、欧米並みになるにはどのくらいかかるだろうか。

帝国データバンク「2014年全国女性社長分析」

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