新たな血液検査で13種のがんを発見、来年にも乳がん検査を先行実施

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乳がん

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国立がん研究センターなどが次世代のがん診断システム開発に着手することが分かった。

東芝や東レも参加

同センターの発表によると、血液や唾液に含まれる「マイクロRNA」が、がんの指標となる特性に着目し、がんや認知症を発見可能な検査システムの開発を始めるとのこと。

開発には、国立がん研究センター、国立長寿医療研究センターと共に、東芝、東レなどの民間企業、大阪大学、東京医科大学などの大学も参加する。事業期間は2018年度まで、予算規模は79億円の予定。

13のがんを発見

検査対象のがんは、胃がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、乳がん、肉腫、神経膠腫の13種類。

血液検査だけで済むことから、CTスキャンやマンモグラフィーなどの大掛かりな設備は不要な上、これまでより早期に発見が可能と見られている。

現在のがん検診は、早期の発見が難しいがんや、悪性と良性の判断が難しいがんもあることから、新たな検査システムの期待は高い。ただし開発に際して、ノバルティスファーマ社の高血圧症治療薬におけるデータ改ざんのような事件が起きないか注意する必要があるだろう。

乳がんを先行実施

解析データが多い乳がんの検査は、来年にも東京都内の病院などで先行実施する予定。先に書いたように、大型の検査機械などが不要なため、検査料はこれまでよりも低めになると見られている。

国立がん研究センター「最先端の次世代がん診断システム開発へ、 産学官連携プロジェクト始動-13種類のがんを1回の採血で診断-」

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