ロシアは北方領土で軍事演習、日本は患者受け入れのお返し?

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プーチン2 ロシア

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 外務省は北方四島から4人の患者を受け入れることを発表した。

北方四島住民支援事業の一環

これは北方四島住民支援事業の一環として行われるもので、患者は根室病院に1人、中標津病院に2人、道立子ども総合医療・療育センターに1人搬送される。

支援事業とは?

北方四島住民支援事業とは、ロシアの不法占拠化にあるものの、現在の住民への信頼感を高め、日ロの国交整備に向けた土壌作りを目的に行っているもので、患者の受け入れや医師・看護士の交流などを行っている。

かつては施設の建設や物資の供与なども行っていたが、問題点が指摘されたことや、ロシア側からの断りもあって、現在は人的交流に留まっている。

のべ176人を受け入れ

患者受け入れが始まったのは2003年から。多い年には20人を超える患者を受け入れたこともあり、現在までのべ176人に上っている。

事業開始前ながら話題になったのは、ソビエト時代の1990年、火傷を負ったコンスタンティン・スコロプイシュヌイ君(当時3歳)がサハリンから緊急輸送された事件だ。これはNHKのプロジェクトXでも放送された。

また2007年にはニキータ・ルイジョフ君(当時1歳)が、全身30%の火傷を負ったことから、寄港していたビザなし訪問団のチャーター船で、北海道に緊急輸送されたこともある。

ロシアは軍事演習

こうした日本側事業の一方で、ロシアが13日に行ったのは、択捉島と国後島での軍事演習だ。

これはウクライナ情勢をめぐって、日本がロシアに対する制裁を行ったことへの対抗策と見られている。同時に8月末に予定していた次官級協議も、ロシアからの申し出により延期となった。

日本はロシアだけでなく、様々な国にいろいろな形で援助を行っているが、日本や日本人への信頼感を高めている国がある反面、中国や韓国、北朝鮮のように裏切り同然の対応をされることもある。

題目に「人道的」がつくと、どこか監視が緩む風潮もあるが、基盤は税金であるのを忘れてはいけない。国民の血税を垂れ流し続けることの無いよう願いたい。

外務省「国後島及び択捉島からの患者の受入れ」

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