価格表記の微妙な変化は?消費者庁「第3回物価モニター調査結果」

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大量の百円玉

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消費者庁が平成26年度第3回物価モニター調査の速報を発表した。

ガソリン、豚肉が値上がり

同庁では、消費税アップの影響を把握することなどを目的に、昨年度から調査を行っている。今年度は4月と6月に続いて、8月上旬に行われた3回目の調査結果を発表した。

価格調査では、値上がりしたものは、ガソリン(+1.7%)、灯油(+0.7%)豚肉(+0.6)など、値下がりしたものは、食用油(-2.9%)、カレールー(-1.8%)、シャンプー(-1.8%)など、25品目全体では-0.6%だった。

食用油の買い溜めは失敗

消費税アップ前の3月に行った調査結果と比較して価格変動の大きかったものは、豚肉(+5.8%)、卵(-4.0%)、食用油(-4.7%)、カレールー(-3.5%)、ガソリン(+4.9%)、で25品目全体では-0.6%となった。

増税を見越して食用油を買いだめした人もいそうだが、結果的には台所の一角をふさいだだけに終わったのかもしれない。

価格表記に変化は?

このところ気になっているのが価格表記だ。消費税アップ直後と比べて、税抜価格の表記が大きくなっているような気がするが、皆さんはどうだろうか。

最終的にレジで支払う価格が同じでも、税込価格の表記と税抜価格の表記では税抜価格の方が安く思える。目先をごまかす形なのだが、それなりに効果がありそうだ。

大手小売りチェーンなどでは、税抜価格はイメージが悪いのか、「本体価格」としているところもある。ただし小さな文字で税込価格や消費税額を併記してあるのだが。

調査結果は変化なし

調査によると、食料品では7割前後、雑貨・衣料等では6割少々が「税込価格と税抜価格」で、「税抜価格のみ」の表記は2割前後と、増税後に行った3回の調査で大きな変化はない。

ただ「税抜価格(本体価格)」を大きく表記して、「税込価格(総額)」や「消費税額」を小さく表記するのも、調査結果の「税込価格と税抜価格」に含まれているのではないだろうか。

だとすれば実際の細かな変化が、調査結果に反映されていないことになる。次回の調査は10月上旬に行われる予定だ。そこで何かの変化が見られるだろうか。

消費者庁「平成26年度第3回物価モニター調査結果」

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