今年上半期は中国人の入国管理法違反が大幅に増加、警察庁発表

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中国人の入国管理法違反が大きく増えていることが分かった。

増えた特別法犯

今年上半期の外国人犯罪は7418件、昨年までの減少から増加に転じる(8月24日)」では主に刑法犯に触れてみた。こちらでは特別法犯の内訳を見てみよう。

全体の犯罪が増えている中で、刑法犯の件数は4664件(同-0.1%)、検挙人数は2614人(同-0.3%)とわずかながら減少している。

その分、増えているのが特別法犯だ。特別法犯とは、売春防止法や入国管理法、銃刀法、道路交通法などの犯罪で、今年上半期の検挙件数は2754件(昨年同期比+642件)、検挙人数は2482人(同+552人)と大きく増えた。

国籍別では?

刑法犯と同様に、国籍別では中国が1405件、1240人と圧倒的。次いで韓国(233件、225人)、フィリピン(215件、211人)、ベトナム(204人、170人)、タイ(111件、99人)などとなっている。

犯罪種別では、入国管理法が1951件(前年同期比+529件)と特別法犯の7割以上を占めている。他は薬物事犯が261件(同+31件)、風営適正化法が99件(同11件)、売春防止法が39件(同-10件)、銃刀法が42件(同-2件)など。

意外な薬物事犯

全体で中国人が多いだけに、犯罪種別でも圧倒的に中国人が多い。入国管理法では1951件中1057件(前年同期比+409件)が中国人、風営適正化法では99件中67件(同+8件)、売春防止法では39件中35件(同+12件)などだ。

やや変わるのが銃刀法で42件中、13件が中国人、以下ブラジルが6件、ベトナムが4件、韓国が3件、アメリカが3件などとなっている。

最近、違法ドラッグが注目されているが、覚せい剤や麻薬、大麻などの薬物事犯は、261件中フィリピンが30件、ブラジルが25件、アメリカが25件、イランが25件、タイが22件、ベトナムが15件など。国籍の偏りの無いのが薬物事犯の特徴らしい。

在留資格を見ると

刑法犯でも在留資格に触れたが、特別法犯では正規滞在者が1679人(67.6%)、不法滞在者が803人(32.4%)と正規滞在者が多いものの、不法滞在者の割合が多めだ。

内訳を見ると、正規滞在者では留学が499人、日本人の配偶者などが321人、定住者が212人、短期滞在者が153人、技能実習が64人など。不法滞在者では短期滞在の不法残留が262人、技能実習の不法滞在が139人、留学の不法滞在が132人などなどとなっている。

繰り返しになってしまうが、研修や実習の名目で外国人労働者の受け入れ拡大を進めているのは、本当に大丈夫だろうか。

警察庁「来日外国人犯罪の検挙状況(平成26年上半期)」

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