千葉県富津市が2018年度に財政破たんの恐れ、佐久間市長「従来の取り組みでは困難」

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富津市「富津市中期収支見込みのポイント」

富津市

千葉県富津市が中期的な見通しの中で財政破たんの可能性を示した。

4年後には夕張市超え

千葉県の南西部にある富津市が、中期収支の見込みを発表し、2018年度には財政再建団体に転落する可能性を示した。

市が発表した資料によると、現在の財政調整基金の残高は約1億5000万円に過ぎず、2015年度末には使い果たすとしている。また今後の累積赤字により、2018年度には北海道夕張市を超える見込みとのこと。

毎日新聞の報道によると、佐久間清治市長は「もはや従来の取り組みだけで状況を克服することは困難。行政の経営そのものを改革、実行していかなければならない」とのこと。

財政調整基金とは?

財政調整基金とは、自治体などにとっての預金のようなもので、余裕のある時期に積み立てておき、収入が不足して赤字になったり、災害などで不意の支出が生じたりした場合に取り崩して対応するもの。

千葉では他の自治体も

千葉銀行と関わりの深い千葉経済センターが昨年発表した「県内54市町村の財政状況と今後の方向性について」によると、千葉県内の市川市、船橋市、浦安市などの都心に近い地域は安定した財政状況だ。

しかし他の地域、とくに県庁所在地の千葉市から離れた自治体では、人口の減少などと共に、財政状況も悪化しており、2024年度までに10の自治体が赤字になると指摘している。

職員の削減により人件費が減少しても、業務委託や非常勤職員増加により、物件費(非常勤職員の人件費は物件費に含まれることが多い)が増加している場合もある。

資料では、PDCA(Plan:計画→Do:実行→Check:評価→Act:改善)サイクルの実践や、中長期的な視点での財政運営が必要としている。

富津市「富津市中期収支見込みのポイント」

千葉経済センター「県内54市町村の財政状況と今後の方向性について」

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