今春発売の糖尿病新薬で2人死亡、多数の副作用にも要注意

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糖尿病の治療薬「SGLT2阻害薬」で死者が出ていたことが分かった。

利尿剤併用で脱水か

読売新聞の報道によると、製薬会社の調査により、糖尿病の治療薬「SGLT2阻害薬」を使用した患者2人が死亡していたことが明らかになったとのこと。

死亡したのは50代男性と60代男性で、利尿剤を使用していたとの報告がある。同薬の副作用にも脱水があるため、併用により重度の脱水を起こしたと見られている。

多数の副作用報告

「SGLT2阻害薬」は今年4月に発売されたばかりの新薬だが、発売当初から副作用に対する警告がなされており、発売後も多数の副作用の報告が上がっている。

8月30日の記事でも書いたように、件数の多いものでは皮膚症状、低血糖、尿路感染症が、件数は少ないものの脳梗塞、心筋梗塞、重度の脱水などの報告があった。

そのため日本糖尿病学会では、インスリン分泌促進薬や利尿薬との併用には注意するよう警告をしている。

薬品名いろいろ

その「SGLT2阻害薬」だが、そのままの名前で販売、使用されているわけではない。製品名と一般名を紹介しよう。

スーグラ(一般名:イプラグリフロジン)、ルセフィ(ルセオグリフロジン)、デベルザ(トホグリフロジン)、アプルウェイ(トホグリフロジン)、フォシーガ(ダパグリフロジン)、カナグル(カナグリフロジン)

覚えきるのも難しいだろうし、同時に複数の病院や診療科を受診している場合には、薬品の併用に気づかないこともある。

お薬手帳を活用するなどして、用心を怠らないようにしていこう。

【参考記事】
皮膚症状500例以上、性器感染症80例以上、糖尿病新薬に学会が注意喚起(8月30日)

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