被害額が過去最悪の振り込め詐欺、60歳以上の高齢女性は気を付けて!

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警察庁

県田勢

2か月を残して過去最悪突破

警察庁の発表によると、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの振り込め詐欺による被害が増加していることが分かった。

今年1~10月までの被害総額は約293億円と、1年間で過去最悪だった2004年の約283億円を既に上回っている。

昨年の被害総額は約255億円で、11月に約25億円、12月に約31億円となったように、年末に被害が増える傾向にあることから、今年の被害総額は350億円を超えそうな勢いだ。

増えているのは架空請求詐欺

振り込め詐欺は、身内を装いお金を要求する「オレオレ詐欺」、有料サイトの料金などを請求する「架空請求詐欺」、企業や個人に融資斡旋の名目で金銭を要求する「融資保証金詐欺」、年金や税金の還付金を名目にする「還付金等詐欺」があり、4つの中では被害総額が約140億円とオレオレ詐欺の被害が多い。

ただし架空請求詐欺の被害額は、昨年10月までが約46億円だったのに対して、今年は約128億円と急増しており、こちらも注意が必要だ。

振り込め詐欺以外は減っているが

また「金融商品等取引名目詐欺」「ギャンブル必勝情報提供名目詐欺」「異性との交際あっせん名目詐欺」「その他の特殊詐欺」の「振り込め詐欺以外の特殊詐欺」による被害総額は、昨年同時期の約184億円から約159億円と減っているものの、それらと振り込め詐欺を合わせた特殊詐欺全体の被害額は、昨年10月までの約382億円から約450億円と増えている。

高齢女性の被害者が大半

特殊詐欺の被害者の傾向を見ると、男性が28.4%、女性が71.6%と女性が多い。

融資保証金詐欺(男性:71.5%、女性:28.5%)、異性との交際あっせん名目詐欺(男性:95.5%、女性:4.5%)のように男性が多い詐欺や、ギャンブル必勝情報提供名目詐欺(男性:50.1%、女性:49.9%)のように、男女ほぼ同数の詐欺もあるが、その他の詐欺では女性の被害者が7~8割を占めている。

被害者の年齢は70歳以上が7割前後、60歳以上まで広げると8割を超える。理屈の上では、高齢女性の被害をゼロにすることができれば被害が約3分の1に、高齢男性の被害者もなくせば約5分の1になる格好だ。

周囲の声かけなどで被害を防いだ事例もある。何とか被害を減らす方向に持っていきたいものだ。

警察庁「平成26年10月の特殊詐欺認知・検挙状況等について」

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