不二家の変色ケーキからカビを検出、クリスマス後の発表に疑問の声も

Text by

  • 2
不二家

flickr_Roberta R.

2種類のカビ

不二家のケーキに変色があった問題で、同社が第三者機関によりカビを発見したとの調査結果を発表した。

発表によると、クラドスポリウム属とワレミア属のカビだったとしているだけで、カビの侵入経路などの原因については一切書かれていない。

また製造中止などについても、当該商品を販売した不二家レストラン古河東本町店のみとなっている。

よくあるカビ

東京都福祉保健局のホームページなどによると、クラドスポリウム(Cladosporium)属のカビも、ワレミア(Wallemia)属のカビも、日常生活でよく見かけるもので、食品に発生しやすいとある。

前者が湿度を好むのに対して、後者は乾燥した状況を好むようだ。また共に20~30度の温度が繁殖しやすいとある。

かつてケーキは生菓子で長期保存は効かないものだったが、技術の進歩により、長期間冷凍(冷蔵)保存できるようになった。

しかし十分に保存してるかどうかは別問題だ。ヤマト運輸でクール宅急便の温度管理が不十分だったとして、利用業者が訴訟を起こしたことを覚えている人もいるだろう。

不二家も、どこかに不備があったのではないだろうか。

報告書受領は25日

同社はホームページ上で発表したのは26日だが、報告書によると第三者機関から連絡を受けたのは25日となっている。

こうした日程について、報道では「最大限急いだ結果」とある。しかし賞味期限切れの原材料を使っていた問題では、2006年11月に事実を把握していたものの、発表はクリスマスや正月を過ぎた2007年1月11日、それも内部告発を受けた後だった。

今回のクリスマスを過ぎた発表には、ネット上で疑問視する意見が見られる。少なくともクリスマスに不二家のケーキを食べた人は、良い気持ちはしないだろう。

不二家「不二家レストラン古河東本町店で製造・販売した「ショートケーキS」についてのお知らせ(3)」

東京都福祉保健局「カビとカビ毒」

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking