詐欺被害額が845億円、窃盗被害額の815億円を戦後初めて上回る

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逮捕,手錠

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35年ぶりに少ない犯罪件数

警察庁のまとめによれば、刑法犯全体の認知件数が減少する中で、詐欺の被害が拡大していることが分かった。

各社の報道によると、2014年の刑法犯全体の認知件数は121万2240件で、前年比10万1900件の減少と、12年連続で減少した。130万件を下回るのは1979年以来、35年ぶりで、過去3番目に少ない数字。

窃盗犯が戦後最少

犯罪の種別では、窃盗犯の認知件数は89万7309件で、前年比8万3924件の減少で、戦後最少となった。

窃盗犯は、1970年代まで100万件戦後で推移してきたが、80年代以降に増加、2002年には約237万件と過去最高の件数となった。それ以降は減少傾向が続き、全体の犯罪件数同様に12年連続で減少している。

詐欺被害が増加中

犯罪全体が減っている中で、増えているのが詐欺犯だ。

2014年の詐欺犯の認知件数は4万1525件で、前年比3223件の増加。被害総額は約845億円で、2010年の約400億円から、わずか4年で倍増している。

窃盗による被害総額は約815億円で、詐欺による被害額が窃盗によるものを上回ったのは戦後初めてとのこと。

件数で比較すると、詐欺は窃盗の約20分の1に過ぎないが、1件当たりの被害額の大きさが、今回の逆転現象につながったようだ。

オレオレ詐欺やネットを介した詐欺の手口が巧妙化しているとの発表もあるため、被害に合いやすい1人暮らし高齢者などに対する、より効果的な啓発活動が求められるだろう。

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