台湾が韓国を抜いてトップに、2014年の訪日外国人は過去最高の1341万人

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約300万人の増加

2014年に日本を訪れた外国人旅行者が、過去最高を記録したことが分かった。

日本政府観光局(JNTO)の発表(推計値)によると、2014年に日本を訪れた外国人旅行者は1341万4000人で、それまで最高だった2013年の1036万4000人から、約29%プラスとなった。

資料では「ビザの緩和」「アジア地域の経済成長に伴う海外旅行機会の拡大」「円安」などを理由に挙げている。

国別では台湾、韓国、中国

国(地域)別で最も多かったのが、台湾の約282万人(前年比+28.0%)だ。

2位から10位は、韓国(約275万人、前年比+12.2%)、中国(約240万人、同+83.3%)、香港(約92万人、同+24.2%)、アメリカ(約89万人、同+11.6%)、タイ(約65万人、同+45.0%)、オーストラリア(約30万人、同+23.8%)、マレーシア(約25万人、同+41.3%)、シンガポール(約22万人、同+20.4%)、イギリス(約22万人、同+14.8%)となっている。

これまでトップだった韓国も過去最高を更新(それまでは2007年の約260万人)したものの、台湾の伸びがそれを上回った格好だ。ただし今回3位の中国がさらに大きく伸びており、このまま続けば2015年にトップになる可能性が高い。

また人数こそ上位に入らなかったものの、フィリピン(約18万人、前年比+70.0%)やベトナム(12万人、同47.2%)も大きく伸びており、今年上位10か国に入るかもしれない。

今後の課題は?

地域別の概況によると、特に円安の影響が大きかったようだ。またビザの免除や緩和がアジア地域からの増加に大きく寄与したともある。

政府は2020年に訪日外国人2000万人を目標に掲げているが、5年後でしかもオリンピックがあるとしても、目標を達成するのは容易ではないだろう。

以前の記事でも書いたが、訪日外国人が急増したことで、宿泊施設やバスのチャーター料金などで値上がりの傾向が続いている。2000万人へ増やすためには、閑散期(2月、9月)への分散化や、地方の観光地への誘致が必要だろう。

さらに昨年から景気の減速感や政情不安が顕著になっている。増やすのは一苦労だが、減る時は一気に減っても不思議ではない。5年後の日本はどうなっているだろうか。

日本政府観光局「2014年の訪日外客数は過去最高の1,341万4千人!」

【参考記事】
訪日観光客が過去最高の1100万人を突破、台湾、韓国、中国がトップスリー(2014年11月20日)

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