舛添都知事が小笠原諸島を視察、ネットは「遅すぎ」「今更」の声

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東京都庁

足成

しっかり守る?

舛添要一東京都知事が、小笠原諸島近海を視察した。

これは中国の密漁船による被害を確認するための訪問で、自衛隊機により父島に到着すると、漁業調査指導船「興洋」に乗り込み、森下一男小笠原村村長から被害の説明を受けるなどした後、島民らと話し合いの場を持った。

共同通信の報道によると、舛添知事は「密漁に心を痛めている。美しい自然と海の幸、みなさんの生活をしっかり守る」と語ったそうだ。

2か月遅れの訪問

密漁問題に関連した小笠原諸島の訪問は、本来、昨年12月に予定していたものだ。しかし東京都の発表によると「自衛隊機の機材故障」により中止されていた。

つまり2か月遅れの実施となるが、昨年の発表時点でも、インターネットの掲示板などでは「遅い」の声であふれていた。

と言うのは、中国漁船による密漁は、それ以前から問題になっており、2014年秋には200隻を超える中国漁船が密漁を行っていたからだ。

さらにAPEC(アジア太平洋経済協力会議)における日中首脳会談が実現した後、中国漁船の数が減少していたこともある。

年を超えて行う今回の訪問に、またもインターネットの掲示板などでは「遅すぎ」「今更」のような非難の意見が大半だった。

2月6日の記者会見で。舛添都知事は次のように語っている。

(前略)どこまで漁場を含めて荒らされているのかという、この現状をまずしっかり聞きたいと思っています。それは、現場の漁師さんを含めてきちんと説明なさっていただけると思っていますし、それから、どういう対策をしてほしいのかということもきちんと聞いた上で、今後の方針を練りたいと思います。小笠原の島民の皆さん方と忌憚のない意見を交換するということが第一の目的です。

やはり「今更」だ。

抗議している?

2月7日に舛添都知事が興味深いツイートをしている。


以前の記事でも触れたが、中国政府のどこに(誰に)、どのような抗議を行ったのだろうか。また回答はどうだったのか。その辺りを明らかにすべきだ。

ちなみに更に数日前の2月5日、都庁で北京市区県友好代表団と面会している。

舛添都知事のフェイスブックによると「北京や東京のような大きな街の共通の課題について交流が進んでいくことは、北京市民にとっても東京都民にとっても極めて意義のあることで、東京と北京、日本と中国の関係が更に進んでいくことを祈念します」と語ったそうだ。

関係を進めることも結構だが、言う必要があることは言うべきだ。とりあえずは小笠原近海の被害額を算定して、中国政府に請求するくらいのことをしたらどうだろうか。

もっとも存分に荒らされた後で、「しっかり守る」などと言っている舛添都知事では無理だろうが。

東京都「記者会見2月6日」

東京都知事 舛添要一 の活動レポート

【参考記事】
ようやく小笠原視察に行く舛添知事「中国政府に抗議している」って本当?(2014年11月23日)

舛添都知事の小笠原視察が自衛隊機の故障で中止、これが訪韓や訪中だったら?(2014年12月2日)

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