ベトナムのパインに中国のイチゴ、業務用アイス会社がカビを隠して回収

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「アンジュ・ド・バージュ」ホームページ

アンジュ・ド・バージュ

ホームページで謝罪

大阪の食品輸入販売会社「アンジュ・ド・バージュ」が、製品回収を行う際に、一部の理由を隠していたことが分かった。

問題の商品は、パイナップルを竹の串に刺した「果実スティック パインアップル」と、イチゴに練乳を詰めた「まるごと苺アイス」。前者は昨年9月から、後者は12月から回収を行っていた。

現在、同社はホームページにお詫び文を掲載している。

パインとイチゴ

報道などによると、ベトナムで製造した「果実スティック パインアップル」を発売したのは、昨年の4月。全国の12店舗に合計約1万本を出荷した。

その後、同社の検品によりスティック部分に黒い斑点を発見。検査の結果、カビと判明したものの、顧客からの苦情がなかったことから、カビの事情を説明しないまま商品を回収していた。

中国製の「まるごと苺アイス」を発売したのは、昨年の8月。約50万個を仕入れて、全国の飲食チェーンや焼き肉チェーンなど800店に、約37万個を出荷していた。

その後、砂やガの幼虫が混入しているとの苦情とともに、イチゴの表面に黒い変色があるとの指摘を受け、調査したところカビと判明、12月に回収を開始した。

この際、砂などの異物が混入していたとの説明に留まり、パインの時と同様にカビについての言及は無かった。回収されたのは約6万6000個で、現在のところ、どちらに関しても健康被害の報告は出ていないそうだ。

取引先は?

気になるのは商品の出荷先だろう。同社のホームページには「焼肉レストラン、和食レストラン、居酒屋、ホテルなど全国飲食店約4,000店舗」とあるだけで、具体的な店舗名やチェーン名は出ていない。

ただ「まるごと苺アイス」の商品写真は、そのまま掲載しているので、「あ、これ食べたことある」と思う人もいるだろう。

近畿コカコーラから

会社の沿革を見ると、1992年1月に「近畿コカ・コーラボトリング(株)人事部アドバンスクールで、こだわり食品の取り扱いを始める」とある。

その後の展開で独立し、包装資材などを扱う大阪の「羽柳株式会社」の参加に入ったようだ。さらに「羽柳」の関連会社として「株式会社日本ソリュース」もある。

「アンジュ・ド・バージュ」と「日本ソリュース」の社長は瀧野佳秀で、「羽柳」の社長は滝野佳秀となっている。漢字こそ違うが、おそらく同一人物だろう。

で「羽柳」の取引先を見ると、飲食に縁のなさそうなところがほとんどだが、中に「づぼらや」がある。「ここにも出荷したのかなー」と想像したくなるところだ。

ただし企業規模からすると、包装資材会社「羽柳」がメインのようだ。「商いと屏風は広げ過ぎすると倒れやすい」の言葉もある。やはり商売はなかなか難しいようだ。

日本ソリュースの社長挨拶では、「豊富で的確な知識と経験をもとに、常に進化を追求しながら、お客様に満足いただける高い品質ときめ細かなサービスを提供いたします」などと記している。ぜひこれを忘れないで欲しい。

「アンジュ・ド・バージュ」ホームページ

「羽柳」ホームページ

「日本ソリュース」ホームページ

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