自衛隊に好印象92%の内閣府調査、朝日新聞は報道しない自由を行使?

Text by

  • 0
flickr_DVIDSHUB

flickr_DVIDSHUB

改めて見出しを

内閣府が発表した自衛隊に関する世論調査について、朝日新聞を除いた大手メディアが取り上げた。

5つのメディアの見出しは次の通り。

【読売新聞】
「自衛隊に良い印象」92%、過去最高を更新

【毎日新聞】
内閣府世論調査:「自衛隊増強を」29.9%、過去最高

【産経新聞】
自衛隊に「好印象」92%で過去最高

【時事通信】
国際協力「現状維持」65%=自衛隊活動拡大に慎重-内閣府調査

【共同通信】
自衛隊に関心、71%で最高 内閣府世論調査

好意的な読売・産経

「丸い卵も切りようで四角」などと言うが、同じ物事でも、どのように表現するかで、受け取り手に与える印象が違ってくる。

読売新聞と産経新聞は、偶然にも見出しがほぼ同じ表現となった。違いは、産経の「好印象」と読売の「良い印象」だが、「好」の方が「良い」よりも強めの表現だろうか。

ただ各社の報道内容を読むと、内閣府の設問では「良い」「どちらかといえば良い」のように尋ねたそうなので、読売は設問そのままに、産経は強調したと言ったところ。

共同は客観的?

共同通信の見出しは、他のメディアとは一線を画している。

自衛隊への関心と防衛力に触れたのみの本文も、他のメディアと比較してあっさりした内容だ。そうした面を含めて、一番客観的と言えるかもしれない。

反発する毎日・時事

毎日新聞は、増強を望む回答が過去最高になったことを見出しに持ってきたものの、受け取り方が難しい表現だ。

本文で「国連平和維持活動(PKO)や国際緊急援助活動などについて『現状を維持すべきだ』との回答が2012年の前回調査より4.1ポイント増え、65.4%に達した」が最初に出てくることを考えると、増強が過去最高になったことへの警戒の見出しと考えた方が良いだろうか。

見出しで「現状維持の65%」を持ってきた時事通信は、本文でも最初の方に「安倍政権が積極的平和主義を掲げる中、国際平和協力分野での活動拡大に慎重な意見が増えた」と記している。明らかに安倍政権に対する反発した意図が感じられる。

ただ毎日と時事通信のどちらも、自衛隊に対して「良い印象」が過去最高になったことは記事中で触れている。さすがに無視するわけには行かなかったようだ。

朝日新聞は?

そうした意味では、全く記事にしなかった朝日新聞の姿勢はどうなのだろうか。もちろん報道する価値がないと見なすのは自由だが、橋本八段の二歩や自民党大会の「谷垣おでん」はしっかり取り上げている。

もっとも調査内容を精査した上で、月曜日以降にドーンと出すのかもしれない。気長に待ってみよう。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking