4月からウィスキーや牛乳が値上げ、ミスタードーナツは東京と神奈川で一段高

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ミスタードーナツ

flickr_Aram Perez

食用油やケチャップが

昨年の今頃は消費税アップ前の駆け込みで買い物をしていた人も少なくないだろう。あれから1年たったが、企業によっては4月から値上げをするものもある。一通り挙げてみよう。

日清オイリオグループは、4月1日納入分から食用油を1割程度値上げする。原材料価格の高騰と円安が原因とのこと。家庭用では1キロ当たり30円程度の値上げとなる。

カゴメは、ケチャップなどトマト製品の一部を4月1日出荷分から1割前後値上げする。こちらもトマトを始めとした原材料価格の高騰が原因だ。

同じくトマト製品の値上げをするのがキッコーマンだ。家庭用と業務用の製品の一部を4月1日から値上げする。

既に家庭用カレールーなどを値上げしているハウス食品は、4月1日納入分から、業務用製品の一部を値上げする。外食チェーンなどが影響を受けそうだ。

コーヒーとウィスキーが

ネスレは、家庭用と業務用コーヒーを4月1日から値上げする。代表的な商品の1つ「ネスカフェゴールドブレンド」の90グラム入りが、1027円→1243円となるなど10~20%の値上げだ。円安とコーヒー豆の相場が高騰していることが原因とのこと。

サントリーは、国産ウィスキー「山崎」「響」など、輸入ウィスキー「ザ・マッカラン」など、6ブランド39種類を、20%前後値上げする。原材料の麦芽とトウモロコシの値上がりが原因とのこと。「シングルモルトウイスキー山崎」は3500円→4200円となる。

牛乳やヨーグルトも

明治ホールディングスグループの明治と森永乳業は、牛乳やヨーグルト、バターなどを、4月1日から5%前後値上げする。飼料価格の値上がりにより、生産者団体の経営が苦しくなっているため、購入価格を引き上げることによるもの。

同じく雪印メグミルクも、バターやチーズなど33品目を、4月1日出荷分から5%前後値上げする。5月以降には一部商品の容量を減らす意向も発表している。

小麦粉からドーナツへ

農林水産省では、輸入小麦の売り渡し価格を4月から3%引き上げると発表している。パン業界や麺業界などに影響がありそうだ。

それがすぐに影響するわけでもないが、ドーナツチェーンのミスタードーナツを運営するダスキンが、4月1日から一部商品を10円程度値上げすると発表している。

原材料費の高騰や人件費、地代の上昇が原因で、特に東京都と神奈川県内の店舗では、4月上旬に発売する商品を、他地域に比べ20円値上げするともある。

4月以降の小売動向に注目

昨年4月に消費税がアップして以降、スーパーやコンビニでは売り上げの低迷が続いている。春節の爆買いこそあったものの、百貨店も好調とは言い難い。

当初、駆け込み需要の反動は、夏ごろには収まると予想されていたが、実質賃金の目減りもあり、結果的に長引いている形だ。

今春のベアでは景気の良い数字を見ることができるが、やはり大手企業が中心で、中小企業は厳しい内容の所が多い。そうした意味も含めて、今年の4月以降に昨年の4月以降の消費を上回れるかに注目したい。

わずかでも下回った場合には悪い循環に陥ると見ることになり、景気てこ入れ策が必要になるだろう。

反対にいくらかでも上回っているようであれば、消費が活発になっていると認識できる。もっともそうなればなったで、消費税10%へ再値上げの準備が始まるのだが。

【参考記事】
コンビニとスーパーは11か月連続の前年割れ、外国人観光客の爆買いも届かず(3月23日)

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