JASRACの独占禁止法違反が最高裁で確定、ネットは「遅かった」の意見も

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東京高裁判断が確定

日本音楽著作権協会(JASRAC)の包括契約が独占禁止法違反に当たるかどうかを争っていた訴訟で、28日、最高裁第三小法廷の岡部喜代子裁判長は、独占禁止法違反には当たらないとした公正取引委員会の判断を取り消す判決を下した。

これにより「新規参入を著しく困難にし、他の業者の活動を排除する効果がある」とした2013年の東京高等裁判所の判断が確定した。

イーライセンス「利用実績を反映した按分」

この結果に対して、提訴していた著作権管理会社のイーライセンスは「JASRAC 独占禁止法違反事件に関する最高裁判決を受けて」の文書を発表、自らの見解を示している。

それによると、最高裁の判断を歓迎しつつも「問題への取り組みも、その数ある活動の一つにすぎません」として、「放送権のみならず、本件包括徴収方式にて管理されている他の支分権や利用形態につきましても、利用実績を反映した按分など公平公正な競争市場の早期形成に向け、一般社団法人日本音楽著作権協会が速やかに対処されることを願っております」と述べている。

ネットの反応は

ネットユーザーの間では、運営の不透明さが度々指摘されてきたにもかかわらず、改善の進まないJASRACに対する否定的な見解が多く、今回の最高裁判断を歓迎する意見が多い。

今後の展開については、製作側への正確な使用料の還元を期待する声があると同時に、使用料のアップを心配する意見が見られた。

ただ業界の改善まで時間がかかることを推測して「まだ先が長い」とする書き込みや、近年の音楽業界の落ち込みや制作環境の厳しさに「(独占禁止法違反の判断が)遅かった」のような見方もある。

イーライセンス「JASRAC 独占禁止法違反事件に関する最高裁判決を受けて」

【参考記事】
JASRACの「独占禁止法違反」が最高裁で確定か?(4月15日)

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