30代40代が最も買っている雑誌は「コロコロコミック」だった!情報サイト「ほんのひきだし」開設

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タイムラグを解消

書籍取次大手の日版(日本出版販売)が、書籍情報サイト「ほんのひきだし」をオープンした。

同社の発表によると、これまで紙媒体による広報活動や情報提供を行ってきたものの、多忙な書店員のニーズを満たしきれなかったことや、タイムラグにより情報の陳腐化が起きてしまうことから、ネットサイトの開設を決めたとのこと。

書店員向けだけでなく、一般読者向けのコンテンツも充実させたともあり、確かにインタビューなどもあって読みごたえを充実させているようだ。

30代40代が「コロコロコミック」

興味深い記事がいくつかあったので、その中から1つ紹介したい。

4月の本や雑誌の売上を紹介した「ONE PIECEの全世代制覇なるか?4月の年代別ランキング」では、年代別のランキングも掲載している。

書籍はこの通り。

10代:学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
20代:NARUTOサクラ秘伝
30代:舟を編む
40代:学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
50代:舟を編む
60代:夢幻
70代:夢幻
80代:夢幻

コミックはこの通り。

10代:進撃の巨人16巻
20代:ONE PIECE77巻
30代:ONE PIECE77巻
40代:ONE PIECE77巻
50代:ONE PIECE77巻
60代:ONE PIECE77巻
70代:ONE PIECE77巻
80代:ONE PIECE77巻

どちらも「そんなものだろうな」と思わせるラインナップだ。ただコミックの20代30代の「ONE PIECE77巻」の購入数と、高齢世代の購入数の差が気になるところ。

雑誌はこの通り。

10代:SEVENTEEN
20代:少年ジャンプ
30代:コロコロコミック
40代:コロコロコミック
50代:ラジオ英会話
60代:ラジオ英会話
70代:文藝春秋
80代:文藝春秋

「30代と40代がコロコロコミック!」と思ったが、「30代・40代はお子さんのための雑誌を購入する方が多いのが特徴です。コロコロのほかにも、ちゃおやジャンプなどが並んでいました」とある。

「ああ、そうか」と思うとともに「そうかなぁ」とも感じた。コロコロにしても、ちゃおやジャンプにしても、「子供」を目隠しとして、自分のために買っている人が、相当数いるのではないだろうか。

また10代の「SEVENTEEN」が気がかりだ。おそらく10代女子が買っているのだろうが、20代以上のコロコロやジャンプと比べて、10代男子は雑誌を買わなくなっているのだろうか。

双方向性を追求

今後の展開については、書店員などからの情報も掲載するなどして、双方向性のあるサイトを目指すとしている。

こういった書籍の情報サイトでは、ネット通販と兼ねる形で、書店チェーンや古本チェーンなどが既に展開しており、一部ながら双方向性も整っている。そうしたサイトと差別化、もしくは共存できるかが課題になりそうだ。

日本出版販売「人と本とがつながるWEBメディアへ日販 書籍情報サイト『ほんのひきだし』をオープン」

ほんのひきだし「ONE PIECEの全世代制覇なるか?4月の年代別ランキング」

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