キムタク主演「アイムホーム」が堂々の首位、春ドラマ視聴率推移

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貫録の「アイムホーム」

ほぼ終了した春ドラマの視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を見てみよう。

平均視聴率トップは「アイムホーム」(テレ朝、木21)の14.8%。

16.7%でスタートした後、やや数字が伸び悩んだものの、16.5%(9話)、19.0%(最終10話)と盛り上がって終了した。捜査もののイメージが強いテレビ朝日に、良い感じでくさびを打ち込んだ雰囲気がある。

続いて「天皇の料理番」(TBS、日21)が14.1%、「Dr.倫太郎」(日テレ、水22)が12.7%、「ようこそ、わが家へ」(フジ、月21)が12.5%だった。

「天皇の料理番」は、TBSの同枠で久々のヒット。14~15%が続き「アイムホーム」に肉薄している。

悪くない数字ながらも、やや離されたのが「Dr.倫太郎」と「ようこそ、わが家へ」。

前者は視聴率に伸びが見られず、後者も最終10話こそ15.0%だったが、4話で10.0%となるなど、危ないところがあった。

10%超えは5本のみ

続いて、と書きたいところだが、平均視聴率で10%を超えたのは、先の4本と「警視庁捜査一課9係 10」のみ

「警視庁捜査一課9係 10」は、最終話(7月1日放送予定)を残して平均視聴率は12.1%。

ただし10%割れが、途中2度(4話:9.8%、6話:9.9%)あったように、必ずしも好調とは言い難い。テレビ朝日は、捜査ものの軌道修正が必要ではないだろうか。

「書店ガール」は1話カット

平均視聴率10%未満は次の通り。

「ドS刑事」(日テレ、土21):9.3%
「マザー・ゲーム~彼女たちの階級~」(TBS、火22):8.8%
「ワイルド・ヒーローズ」(日テレ、日22):8.8%
「アルジャーノンに花束を」(TBS、金22):8.6%
「医師たちの恋愛事情」(フジ、木22):8.5%
「京都人情捜査ファイル」(テレ朝、木20):6.8%
「心がポキッとね」(フジ、水22):6.7%
「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます」(TBS、木21):6.5%
「戦う!書店ガール」(フジ、火22):4.8%

「ドS刑事」は1話こそ12.7%と、まずまずのスタートだったが、中盤以降は7~8%に失速した。他のドラマも似たようなもので、10%を超えるのがやっとの状況。

人気ドラマと同時間帯の「心がポキッとね」と「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます」は、1話こそ、まあまあ数字(心が:10.4%、ヤメゴク:9.1%)ながら、2話以降で急落し、終盤は5~6%に低迷した。

さらに視聴率が悪かったのが「戦う!書店ガール」で、中盤以降は3%台の視聴率に留まり、1話短縮されて終了した。

フジの深夜ドラマは定着するか

深夜ドラマは次の通り。

「天使と悪魔~未解決事件匿名交渉課」(テレ朝、金23):6.1%
「妄想彼女」(フジ、土23):4.1%
「恋愛時代」(日テレ、木24):4.0%
「She」(フジ、土23):3.4%。
「REPLAY & DESTROY」(TBS、火25):1.6%

テレビ朝日「天使と悪魔」は、時間帯として悪くない視聴率だが、同枠では低めの数字に終わった。

日本テレビ「恋愛時代」は、深夜24時かつ12話と長丁場ながら、4話で5.5%を獲得するなど、好調に推移した。

注目したいのは、土曜23時に「She」と「妄想彼女」を放送したフジテレビ。

前者が学園サスペンス、後者がラブコメディー(ファンタジーかも?)とカラーが異なり、新規のドラマ枠だったものの、この数字であれば合格点ではないだろうか。

夏以降もドラマ枠を継続するようなので、固定ファンが付けば、もっと数字が伸びそうだ。

どうなるテレビ朝日の京都ミステリー

7月放送予定の夏ドラマを紹介しよう。

テレビ朝日は、捜査ものの「刑事7人」(水21)と「最強のふたり~京都府警 特別捜査班~」(木20)、大企業を舞台にした「エイジハラスメント」(木21)、そして夜ドラマに「民王」(金23)の4本。

問題は、ここしばらく視聴率が振るわない京都ものに、橋爪功さんと名取裕子さんで「最強のふたり」をもってきた。せめて2桁は欲しいところだが、果たして……。

日本テレビの「デスノート」(日22)と「花咲舞が黙ってない」(水22)は、どちらも人気原作をドラマ化。前者はオリジナルの設定に賛否両論集まっており、後者は前作の視聴率(平均16.0%)を超えるかに注目。

懐かしの「ど根性ガエル」(土21)は、こちらもメインキャラが大人となったオリジナル展開。そして深夜枠の「婚活刑事」(木24)と合計4本。

TBSは、「日曜劇場 ナポレオンの村」(日21)、「37.5℃の涙」(木21)、「ホテルコンシェルジュ」(火22)、「表参道高校合唱部!」(金22)と、ゴールデンタイムが4本。

テレビ朝日と競合して視聴率が厳しかった木曜21時枠を秋から廃止するため、「37.5℃の涙」が最後となる。深夜は「となりの関くんとるみちゃんの事象」(火25)。

フジテレビは、ゲツクにラブストーリーの「恋仲」(月21)、そして「HEAT」(火22)「リスクの神様」(水22)、「探偵の探偵」(木22)の4本。

春ドラマ「ようこそ、わが家へ」の数字が、そこそこ良かっただけに、その勢いを維持したいところ。深夜は人気漫画を原作とした「ラーメン大好き小泉さん」(土23)。

テレビ東京は、「僕らプレーボーイズ 熟年探偵社」(金20)と「初森ベマーズ」(金24)の2本。

前評判では「花咲舞が黙ってない」(日テレ、水22)、「エイジハラスメント」(テレ朝、木21)などの人気が高いらしい。それを「デスノート」(日テレ、日22)、「日曜劇場 ナポレオンの村」(TBS、日21)辺りが追う数字になりそうだ。

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