千葉県NPOが精神科の評価サイトを作成中、患者1万人にアンケート実施

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2007年に設立のNPO

千葉県のNPOが全国の精神病院や精神科の評価サイトを公開する「精神保健医療福祉の『見える化!』計画」を進行中であることが分かった。

特定非営利活動法人「地域精神保健福祉機構(略称:コンボ)」は、精神障害を持つ人やその家族の支援などを目的として、患者や医師などにより、2007年に設立された団体だ。

現在、機関誌の発行の他、各地でセミナーなどを開催している。

診察態度など25項目をチェック

読売新聞の報道によると、精神疾患は回復度などが見えにくいことから、治療成績の公開がほとんど行われてこなかったとのこと。

そこで同団体は、100人以上の精神科医から意見を得た上で、患者やその家族に対する治療方法の説明や、医師の治療中の態度、患者への質問など、25項目を選定したとある。

それを会員の患者1万人に送付し、受診中の医療機関を評価してもらうよう依頼したそうだ。

集まった結果を集計し、最高の星3つから星ゼロまでの4段階に振り分け、今年の8月に公開する予定ともある。その後、評価に対する意見なども掲載予定とのこと。

総力あげて入力中

同団体の発表によると、毎月発行している機関誌「こころの元気+」6月号にアンケートを同封し回答を依頼したとある。

6月16日(配布から5日後)時点で、約200通の回答が寄せられたことや、6月30日には読売新聞で取り上げられたことなどを紹介し、「皆様からの回答用紙がコンボに続々と届いています。目下、総力あげて入力中」と状況を発表している。

歯医者などはあるものの

インターネットで検索すると、歯科を始め、外科、内科などの病院に対する評価サイトがいくつも存在する。

その一方で、同団体が設置を進めている精神科や精神病院などを対象としたものは、口コミサイトのような形では見つかったものの、評価サイトやランキングサイトなどは見つからなかった。

同団体のホームページには、「コンボが以前行った調査によると、精神科ユーザーのおよそ4割が、信頼できるお医者さんにたどりつくまでに、5~10年の年月を費やしている」ことから、「少しでも早く、信頼できる担当医にかかることができるようにするには、皆さんの評価がわかる仕組みが必要」とある。

どのようなものが出来上がるか楽しみだ。

地域精神保健福祉機構「利用者の視点で病院を評価する仕組みをコンボが始めます(2015年6月)」

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