東京の人口は鳥取の23倍、小手先の選挙制度改革では一票の格差は縮まらず

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国会議事堂

県田勢

約27万人の減少

総務省が、今年1月1日時点の人口や昨年と比較した人口動態を発表した。

それによると、1月1日時点の日本人の人口は1億2616万3576人で、前年よりも約27万人減少した。日本人の人口は2009年の1億2707万6183人が最も多く、そこから6年連続で減少している。

外国人の人口は206万2907人で、前年より約6万人増加した。二つを合わせた日本の人口は1億2822万6483人で、約21万人の減少となった。

自然減少が過去最大

日本人の出生者数から死亡者数を引いた自然増減は26万6757人の減少だった。8年連続の自然減少で、減少幅は過去最大となっている。

外国人の自然増減は7795人の増加で、自然増加数が拡大する傾向にある。

海外への転出者増は変わらず

日本人の海外からの転入者数は506万3791人、海外への転出者数は510万2734人、1980年頃はどちらも700万人を超えていたが、どちらも減少傾向にある。

また時折、転入者数が転出者数を上回る年があるものの、概ね転出者数の方が上回っている。

東京都への人口集中が続く

都道府県別の人口で上位と下位は次の通り。

東京都:1329万7585人
神奈川県:911万6666人
大阪府:886万8870人
愛知県:748万9946人
埼玉県:730万4896人



福井県:80万3505人
徳島県:77万6657人
高知県:74万7122人
島根県:70万6198人
鳥取県:58万3351人

東京都の人口は鳥取県の約23倍だ。

また都道府県別で人口が増加した「全て」の都県と、減少数が大きかった県は次の通り。

東京都:+9万5548人
神奈川県:+1万6060人
埼玉県:+1万6048人
愛知県:+1万1340人
千葉県:+6246人
沖縄県:+5665人
福岡県:+1384人



長野県:-1万2311人
秋田県:-1万3647人
青森県:-1万4522人
兵庫県:-1万7023人
静岡県:-1万7375人
新潟県:-1万7387人
北海道:-3万2387人

つまり人口が増加したのは7都県のみだ。都市部ながら大阪府(-9824人)も減少した。減少した40道府県の中で1万人以上減少した県は16ある。人口が少ない鳥取県(-3716人)、島根県(-5166人)なども、減少は変わりない。

国会議員選挙における一票の格差が話題になるが、有権者数とは異なるものの、ある程度の参考にはなるはず。小手先の改革では、再び格差が拡大するに違いない。

総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成27年1月1日現在)」

【参考記事】
日本の人口は4年連続減少で1億2708万人、65歳以上が初めて15歳未満の倍以上に(4月17日)

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