セカンドオピニオンへの認識、患者の勘違いに悩む医師も

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医師約4000人の回答

医療関係者を対象としたコミュニティサイトを運営する「メドピア」の調査によると、多くの医師がセカンドオピニオンを不快に感じないと答えたことが分かった。

医療情報サイト「ミクスオンライン」の発表によれば、調査は今年の2月下旬に行ったもので、有効回答数は3952人、その内、セカンドオピニオンの要望を受けたことのある医師は2367人となっている。

「不快に感じない」が8割超

セカンドオピニオンの申し出を受けた医師では、「不快に感じない」が87.4%、「不快に感じた」が12.6%。

申し出を受けたことのない医師では、「不快に感じないだろう」が84.0%、「不快に感じるだろう」が16.0%。

いずれもセカンドオピニオンへの認識が高まっている様子がうかがえる。

具体的な意見では

記事では、具体的な医師のコメントをいくつか紹介している。

【不快に感じないと答えた医師】
・本人が納得することが重要
・患者の当然の権利
・患者が医師を選ぶ時代
・患者が、ドクターショッピングをセカンドオピニオンだと勘違いしている

【不快に感じたと答えた医師】
・信頼されていないと感じる
・かかっている主治医に聞きにくいから質問するのではなく、病気や治療法について主治医にきちんと聞いてほしい
・不安をぶつけるだけ、そういうセカンドを求められると主治医に聞きなさい、と言いたい

記事では「主治医とは別の医師の客観的意見を求めるもの」とセカンドオピニオンの意図を説明しつつ、意図から外れた患者がいることや、それに悩まされてる医師の存在が伺える。

満足度は高い

厚生労働省が発表した「平成23年受療行動調査の概況」によると、セカンドオピニオンが必要と答えた人は、

外来患者(有効回答数:9万8988人)中23.4%、入院患者(同:5万1632人)中34.6%だった。

さらに必要と答えた人を100とした場合、セカンドオピニオンの経験がある人は、どちらも3割強に留まっている。ただしセカンドオピニオンを受けた結果、8割前後の人が「良かった」と答えている。

利用しなかった理由

セカンドオピニオンを利用しなかった理由は次の通り。

受けた方が良いのか判断できない:30.7%(外来患者)、31.9%(入院患者)
どうすれば受けられるのか分からない:28.8%、34.4%
主治医に言いづらい:25.5%、20.4%
受けられる医療機関が近くにない:13.3%、12.8%
手続きが面倒そう:12.1%、12.9%
費用がかかる:12.1、10.1%

こうした理由をみると、セカンドオピニオンへの理解がまだまだ低いことが推測できる。

医師の側の不満を減らすためにも、患者のセカンドオピニオンに対する周知が必要だろう。

ミクスオンライン「がんの疾患でのセカンドオピニオン 9割近くの医師が『不快に感じない』メドピア調査」

厚生労働省「平成23年受療行動調査の概況」

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