女性教員が初の半数超え、しかし幼稚園や小学校に偏在する状況も

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文部科学省

県田勢

女性管理職の割合も増加

文部科学省が「平成27年度学校基本調査速報値」を発表、女性教員や女性管理職が増えていることが分かった。

資料によると、女性教員の割合は50.6%で、前年度から1.2ポイントの増加、女性管理職の割合は24.9%で、前年度より1.6ポイント増加、どちらも過去最高になったとある。

幼稚園は90%以上が女性

しかし学校別に見ると、女性教員の配置が大きく偏っているのが分かる。

例えば幼稚園の教員数は10万1498人だが、その内9万4770人(93.4%)が女性だ。

小学校や特別支援学校では60%を超える一方、中学校では42.8%、高等学校では31.3%、大学では23.2%にまで、女性教員の割合が低下する。学校別でグラフにするとこうなる。

学校別男女教員数

県田勢

人数の少ない中等教育学校、各種学校、高専学校、短期大学は改めてグラフにしてみる。

学校別男女教員数

県田勢

各種学校や短期大学にも女性教員が多いと分かるだろう。

偏りは解消するか

確かに全体の人数こそ女性教員が半数を超えたものの、こうした偏りがあるのでは、そのまま受け取るには抵抗がある。

「リケジョ(理系女子)」などの言葉もあるが、大学などで理系科目を専攻する女生徒は、まだまだ少ない。必然的に中学や高校、大学などで理系科目を教える女性教員も多くはない。

専修学校、各種学校、短期大学では、女性教員が多めだが、こちらも科目や専攻が関係ありそうだ。

安倍政権では女性の活躍を促進する政策を掲げているが、こうした偏りを自然な形で解消する方法はあるだろうか。

文部科学省「平成27年度学校基本調査速報の公表について」

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