監視カメラの世界市場規模、2014年2545万台から2018年4320万台に、矢野経済研究所調べ

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監視カメラ

足成

現在はアナログカメラが主流

矢野経済研究所が、監視カメラの市場調査結果を発表、アナログカメラからネットワークカメラへの推移を予測している。

調査は、国内外の監視カメラメーカーやベンダーに対しての面談やヒヤリング、文献調査などによるもので、2014年度における監視カメラの市場規模は、2545万台の見込みとある。

内訳は、アナログカメラが1867万台、IP(ネットワークカメラ)が678万台で、アナログカメラが3分の2を占めている。

2017年にIPカメラが逆転

しかしアナログカメラは2015年をピークに減少し、2017年にはIPカメラの方が多くなる。

監視カメラ市場規模推移

矢野経済研究所

2018年の予測では、4320万台の内、アナログカメラは1720万台、IPカメラは2600万台と、約6割がIPカメラになると予測している。

高品質とシステム化

注目すべき動向として、「高品位カメラが需要を牽引」「カメラ単体からシステムへ、監視から異常予知へ」を挙げている。

前者は、高画素だけでなく、パン(左右の動作)・チルト(上下の動作)・ズームなどカメラ自体を操作可能なものが増えるとしている。

後者では、「監視カメラを用いた画像解析ソリューションとしてシステム化が進み、ソリューションビジネスとして提案される時代になった」とある。

プライバシーの問題も

今年の春、顔画像データを共有することで、防犯に役立てるとの報道があり、大きな話題になった。

高画質化やデータ解析システムの発達が進めば、防犯に役立つとともに、ビジネスチャンスにもつながりそうだ。

しかしプライバシーの問題は表裏一体だろう。商業施設や企業ビルなどでは、監視カメラの設置が当たり前になっている。

そうした場で撮影された映像は、どの程度の期間、保存されるのか気になるところだ。

矢野経済研究所「監視カメラ世界市場に関する調査結果 2015」

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