野良猫の餌やりで罰金、和歌山県が条例改正のパブリックコメント募集中

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都道府県では初めて

和歌山県が動物に関する条例のパブリックコメントを募集している。

「和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例の一部改正(案)」では、飼い猫は屋内飼育に努めること、野良猫への餌やりを禁止することなどを新設するとともに、罰則(科料)を盛り込んでいる。

同様の条例は、京都市などで施行されているが、都道府県レベルでは初めてとなる。

増加傾向の苦情件数

県の発表によると、猫の殺傷処分数は、かつての約4000匹から、近年は3000匹を下回るまでに減少している。

ただし人口10万人当たりの数字では、平成25年は257.5匹で、都道府県別ワースト4位の記録になり、4年連続でワースト4位が続いているとのこと。

さらに野良猫への餌やりなどの苦情件数も増加傾向にあるとしている。

そのため、飼い猫の野良猫化(繁殖を含む)防止と、野良猫の無秩序な繁殖を防ぐ目的で、今回の条例改正に至ったようだ。

地域猫は要届出

条例の詳しい内容は次の通り。

【飼い猫に対して】
・屋内飼育に努める
・屋内飼育でない場合は不妊手術などを行う
・糞、悪臭、騒音、毛の飛散などに対応する

【野良猫に対して】
・餌をやらない(例外あり)

【地域猫に対して】
・不妊手術を行い、何らかの表示をする
・餌やりや糞の始末を適切に行う
・地域猫対策を行う人は届け出る

【勧告・命令・罰則】
・先に挙げた内容に違反した場合に勧告・命令・罰則がある

施行は来年の見通し

条例の改正については、パブリックコメントの募集を経た上で、12月の県議会に提出し、来年以降の施行予定となる見通しだ。

罰則が設けられても、どれほど実行されるかは不明だが、これまでの自治体の経緯を見たところでは、ある程度の効果がありそうだ。

和歌山県「『和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例の一部改正(案)』の骨子に係る県民意見募集(パブリックコメント)の実施について」

【参考記事】
京都で「野良猫へのエサやり禁止条例」が成立!命令違反で5万円の罰金も(3月20日)

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