新潟県産コシヒカリの約1割で混ぜ物、「コシヒカリBL」100%の商品も約7割

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「新潟県産コシヒカリ」50商品を検査

新潟県が県産コシヒカリと表示した市販米のDNA検査を発表している。

調査は、首都圏、関西圏の小売店やインターネットで「平成26年産・新潟県産コシヒカリ」として販売している50点の商品をDNA分析したもの。

内訳は、スーパーマーケット28点、量販店4点、ドラッグストア4点、百貨店4点、インターネット購入10点だ。

約1割の商品にコシヒカリ以外が混入

結果は次の通り。

コシヒカリBL100%:36点(72.0%)
コシヒカリBL+従来コシヒカリ:5点(10.0%)
コシヒカリBL+その他:4点(8.0%)
従来コシヒカリ+その他:2点(4.0%)

つまり50点中6点(12.0%)で、コシヒカリ以外の品種が含まれていたことになる。

同様の検査は毎年行っている。昨年度4回分(250点)の調査結果は次の通り。

コシヒカリBL100%:168点(67.2%)
コシヒカリBL+従来コシヒカリ:36点(14.4%)
コシヒカリBL+その他:8点(3.2%)
従来コシヒカリ100%:21点(8.4%)
コシヒカリBL+従来コシヒカリ+その他:14点(5.6%)
従来コシヒカリ+その他:3点(1.2%)

コシヒカリ以外の品種が含まれているのは、25点(10.0%)だった。

具体的に、どこで購入した商品にその他の品種が混じっていたかなどは公表されていない。

ただ「必要に応じて追跡調査、関係機関への情報提供を行います」「偽装が強く疑われる商品については関係者の告発も視野に対応します」となっている。

表示を信じるよりない消費者の側としては、正確な表示を望むよりない。取り扱い業者に圧力をかける意味でも、より詳しい検査結果を公表できないものだろうか。

「コシヒカリBL」って?

「コシヒカリBL」が気になった人もいるのではないだろうか。

稲に被害を与えるものに「いもち病」がある。いもち病は、稲がカビの一種に感染するもので、稲穂の成熟に影響を与え、減収につながる病気だ。

15年の歳月と手間をかけて、従来のコシヒカリを品種改良し、いもち病に強くしたものが「コシヒカリBL」で、BLは「Blast Resistance Lines(いもち病抵抗性系統)」のこと。ボーイズラブとは無関係だ。

生産を開始した平成17年以降、いもち病の発生割合が減少している。

また現在のところ「コシヒカリBL」は新潟県内のみで生産されており、間接的に新潟県産であることを示す意味もある。

新潟県「新潟県産コシヒカリの平成27年度第1回DNA検査結果について」

新潟県「コシヒカリBL」

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