1億3000万円のロゴ「& TOKYO」、早くもネットユーザーからパクリと指摘が

Text by

  • 2
東京都「『東京ブランド推進キャンペーン』を開始」

東京都

丸ごと「東京」をブランド化

9日に東京都が発表した「東京ブランド推進キャンペーン」のロゴがネットで話題になっている。

都の発表によると、2020年に開催される東京オリンピックやその先を見据え、東京そのものをブランドとしてアピールする目的のようだ。

その一環としてロゴとキャッチコピー「& TOKYO(アンドトーキョー)」を発表したのだが、インターネットの掲示板などでは、早くも色々な疑念が湧きあがっている。

「楽天そっくり」の指摘

9日に発表したブランドロゴはこちら。

東京ブランドロゴ

東京都

「どこかで見たことあるような……」と思ったら、インターネットの掲示板では「楽天そっくり」との指摘があった。楽天で良く見かけるのはこちら。

楽天ロゴ

楽天

それともう1つこのロゴがある。確かに似た印象を受ける。

楽天ロゴ

楽天

また丸に白抜きの「&」は、フランスのメガネブランド「Plug & See」に似ているとの指摘もある。

Plig & Seeロゴ

Waoup

ただし「& TOKYO」には、色のバリエーションがある。

東京ブランドロゴ

東京都

上から「茜色(あかねいろ):独自の伝統や文化の共存・集積」「藤色:洗練された高い品質」「支子色(くちなしいろ):活力ある都市」「松葉色:おもてなしの心や誠実さ」「縹色(はなだいろ):安心・正確・便利」とのこと。

色丸に白抜き文字のデザインでは、似てしまうのも仕方ないが、オリンピックエンブレムであれだけ騒がれた以上、もう少し手を加えることができなかったのだろうか。

実は9日の記者会見で次のようなやり取りがあった。

読売新聞・木下記者:先ほどちょっと商標の話が出たのですけれども、一部報道で、7月に商標登録を出願して、8月ぐらいに発表する予定でいたのが、五輪のエンブレム問題があってちょっと発表が遅れたというような報道があったのですが、その件の事実関係はどうですか。

舛添知事:それも、もうあれだけごたごたあって、エンブレム撤回なんていう話がありましたから、少しこっちも慎重に、もう一遍、法的な側面を見て、これでもう問題ないなという形でやりました。

 本当に大丈夫だろうか。

1億3000万円の内訳は?

もう1つネットユーザーの批判の種になっているのは、ロゴ制作にかかった費用だ。

報道されている金額の「およそ1億3000万円」とともに、大手広告代理店が関わっているため、都の税金を無駄遣いしているのではないかとの声が多い。

ちなみに事業者は公募で選定されたのだが、オリンピックロゴ以上に一般には知られてなさそうだ。

ただ費用については、もう少し説明が必要かもしれない。都のホームページを見ると、垂れ幕やポスターなどの宣伝ツールを作っていることが分かる。

知事の映像を誰が見る

ただし気になるものもある。「舛添知事出演 PR映像」と「東京ブランドイメージ映像」だ。まずは前者を見て貰おう。

率直に感想を書くと「誰に言ってるの?」と思った。視聴しているはずのネットユーザーに、舛添知事は全く目線を合わせていないため、どこか空々しいものを感じてしまったのだが、皆さんはどうだろうか。

そして後者だ。男性編(30秒、90秒)、女性編(30秒、90秒)、男女編(30秒、120秒)と6パターンあるが、基本的には編集の差だ。男女編120秒をどうぞ。

北野武さん、水原希子さん、武蔵川親方(元横綱武蔵丸)らが出演しているのが分かるだろう。

アニメシーンも挟んで、結構お金をかけているようだ。こうした映像制作費も、1億3000万円に入っているとのこと。

失敗した2016年オリンピック招致時に制作された映像でも、10分間で5億円や、4分で2億円などの高額さがニュースになった。

確かにビジュアルに訴える手法は派手で人目を引くが、本当に高額な費用を要したのか。さらにどれだけの人が映像を見て「東京ブランド」に理解を示すのか疑問だ。

それとも東京国際映画祭などのイベントや、都庁などで垂れ流すために作ったのだろうか。

東京都は比較的財政が豊かな自治体だが、だからと言って掴み金で、好き放題して良いものではない。もう少し考えた使い方がありそうに思うのだが。

東京都「『東京ブランド推進キャンペーン』を開始」
Youtube「TOKYO BRAND」

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking