「ソープランド AND TOKYO」が出てくるかも、東京都「& TOKYO」ロゴ問題

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東京ブランド公式サイト

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暴力団や風俗は不可

東京都が「& TOKYO」の使用などに関する要綱を発表した。

都のイベントや個人が非営利目的で使用する場合などを除いて、登録を行い許諾を得る必要があるとのこと。ただし暴力団や風俗関連、政治団体、宗教団体などは不可とある。

「神社やお寺が行うお祭りは?」なんて考えが浮かぶものの、26条(情報の公開)に「事業者登録状況、利用許諾の状況、利用許諾の取消状況等について情報を公開することができる」とあるので、次第に基準は明らかになるのだろう。

東京都「責任を負わない」

要綱の23条「非保証・免責事項」はこうなっている。

都は、本要綱により利用許諾を行った利用対象物等について、その産地や品質の保証責任は負わない。また、都は、利用許諾を行った内容についての正確性、適法性、合目的性を保証するものではなく、利用者が利用許諾の内容に基づく使用を行うことが第三者の権利等を侵害しないこと、又は法令、条例、規程等に抵触しないことついて何ら保証するものではない。

また24条「賠償責任等」は、こちら。

都は、利用許諾を行ったことに起因し利用者に生じた損失又は損害について、一切の責任を負わない。
2、利用者は、利用対象物等の瑕疵により第三者に損害を与えた場合は、これに対し全責任を負い、都に迷惑を及ぼさないように処理しなければならない。
3、利用者は、ロゴの利用に際して故意又は過失により都に損害を与えた場合は、これによって生じた損害を都に賠償しなければならない。
4、知事は、前二項の規定に違反する利用者、又はロゴの権利を侵害すると認められる者に対し、必要な措置を行うよう命ずるとともに、法的措置をとる

要するに、東京都はロゴの使用許可を出すだけで、中身に責任はない。ロゴの使用で損害などが発生した場合、全て使用者が責任を負うとのこと。こんな条件でロゴを使う団体や企業は出てくるだろうか。

商標権の被りに注意

以前の記事で商標権のチェックについて取り上げたが、ガイドラインの注意事項(16ページ)に次のようにある。

東京都は、東京ブランドロゴの利用方法が他者の商標権等を侵害していないかについて確認を行いません。(中略)
東京ブランドロゴの単体での利用、「組合せロゴ」の利用のいずれの場合も、その組合せが、利用地において他者の商標権を侵害していないか、利用者の責任で確認後、申請をしてください。

もちろん騒動になっても、東京都は「一切の責任を負わない」だ。

便乗が出てくるかも

舛添要一東京都知事は「『& TOKYO』は文字(記号)の組み合わせで、著作権はない」のように発言している。

であれば、「ファッションヘルス & トーキョー」や「ソープランド AND TOKYO」のような店が出てくるかもしれない。いや外国人向けであれば「BLOW JOB AND TOKYO」くらいか。

悪質な便乗対策はあるの?

先の「ファッションヘルス & トーキョー」や「ソープランド AND TOKYO」くらいであれば、笑って済ませられるかもしれない。

しかし新大久保辺りで、「○○・&・TOKYO」「○○ AND TOKYO」のように使われていた場合、東京都はどう対応するのだろうか。外国人からすれば「& TOKYO」「AND TOKYO」「&・TOKYO」に違いはないだろう。

権利関係をガッチリ固めた上で、ブランドを売り出すのが基本だ。東京都(舛添知事)のスカスカなやり方で大丈夫だろうか。

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東京ブランド「ロゴ」の利用に関する要綱

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