届かないマイナンバー通知、1月開始は「変えない」と内閣府担当者

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県田勢

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11月末完了は「厳しい」

マイナンバーの通知カードを配達している日本郵便が、11月までに全世帯に配り終えるのは困難との見方を明らかにした。

報道によると、12日に同社が状況を発表したもので、約5672万7000通の内、郵便局に搬入されたのが2393万3000通、11日までに配達し終えたのは595万5000通とのこと。

共同通信の記事には「このペースでは非常に厳しい。残業を増やすなどして対応したい」、朝日新聞の記事には「極めて厳しい状況」とある。

誤配や偽造も続出

配達が遅れているのは、納入が遅いことも一因だが、根本的に「印刷局から郵便局に通知カードが届いてから配り終えるまで2~3週間かかる」(読売新聞)との仕組みにも関係がありそうだ。

配達ミスが起こらないよう、厳重なチェックを行っているためだが、それでも「11日までに誤配達や窓口での誤交付などの事故が合計68件あった」(日経新聞)とのこと。

都市部は大幅な遅れも

時事通信の記事では、都市部の遅れを掲載している。

それによると、10日時点で、東京23区内では71局の郵便局の内、到着したのは27局のみ。大阪は68局中3局。愛知は50局中2局しか届いていないとのこと。

さらに岐阜、岡山広島では、通知カードが全く届いていないとも書かれている。

問題はさらに深く

単に通知カードが届けば良いと言うものでもない。

大都市などでは2割が未着になるのではとの見方もあり、来年1月の運用開始以降に、自治体窓口で混乱の生じる可能性が大きい。

共同通信の記事では、政府関係者のコメントを掲載している。

総務省は「国立印刷局でのカード印刷はほぼ終わり、郵便局に順次送っている。関係者の話を聞いて状況を整理したい」としているものの、内閣府担当者は「来年1月の制度の運用スタートは変えない」とのこと。

本当に大丈夫だろうか。

【参考記事】
マイナンバー、今度は区役所窓口で誤交付!本人確認せず別人に渡す(10月27日)

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