「練習は時間の無駄」生まれつきの才能がなければ楽器やチェスの上達には限界があるとの調査結果

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flickr_nayukim

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身を削る思いで努力をすれば、いつかは目標を達成できる、なんて思っていないだろうか。そんなのはただの理想論であり、現実には努力や練習よりも“才能”がものを言うことが、新たな研究により明らかになった。

米ミシガン州立大学の心理学教授ザック・ハンブリック氏によれば、チェスなどのゲームや楽器の分野においては、どんなに練習をしても、生まれ持った才能がなければ上達には限界があるそう。チェスのプレイヤーとミュージシャンを対象にした14の調査を分析した今回の研究では、これらの人々の日々の練習量とその技量に注目したところ、練習によりスキルアップしたといえる人は全体の3分の1しかいないことが判明。残りの3分の2は、知識や天性の才能、そして何歳のときにチェスまたは楽器を始めたかが技術に反映されていたという。

これを受けハンブリック教授は、「練習により上達するのは間違いないが、中には練習をしなくても同レベルに達することができる人もいる。逆に、いくら練習をしても全く上達しない人がいるのも事実だ」とコメント。努力をすればいつかは報われる…といった考えはもろくも崩れ去ったわけだが、まだ希望を捨ててはいけない。ハンブリック教授いわく、「自分がもつ能力がどれほどなのかがわかり、目標達成できる確率を前もって知ることができれば、向いてないことに時間を費やさずに、自分に合った分野により注力できるようになるだろう」とのことだ。

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