冷たい水を飲むと自己中心的な考え方が抑えられる!?:調査結果

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自分の意見を通すのも大事だが、他人の声に耳を傾け、いつもとは違った視点から物事を見ることも大切だ。しかし、これから来るアツ~イ夏は、そういったオープンマインドでいることが難しくなるらしい。

オランダの学会誌Acta Psychologicaに掲載された調査によると、人は、気温が上がると自己中心的な考え方しかできなくなり、逆に気温が下がると他人の意見や視点を受け入れやすくなる傾向があるそう。

「じゃあ夏はみんなが自己中になってカオスじゃないか!」と思ってしまうが、そんな時に役立つのが冷たい飲み物での水分補給。独ウルム大学がおこなった実験では、81人の被験者に冷たい水(20℃)とぬるま湯(40℃)のどちらかを渡し、架空の人物が登場する短い物語を3つ読んでもらった。その結果、冷たい水を飲んだ被験者は、物語の主人公以外の登場人物の心境を正確に汲み取れたのに対し、ぬるま湯を飲んだ被験者は、主人公の視点でしか物事を捉えられていないことがわかったとか。

調査を率いたClaudia Sassenrath氏によれば、「我々人間は、他人の意見や視点を理解しようとするとき、『自分だったらどう感じるか。自分だったらどう考えるか』と自らに訊ねる。そのときに、文字通り頭を冷やすことで、自己中心的な考え方が抑制され、他人の視点で物事が見られるようになる」という。

なお、過去の調査でも、物理的な“冷たさ”は自分と他人との間の社会的距離を感じさせることがわかっており、それにより、一歩引いた見方ができるようになるのではないかと考えられている。

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