歯が抜けると記憶力が悪くなる!?:調査結果

2013年06月21日 12時30分

2013年06月21日 12時30分

flickr_sander_123
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年をとると、歯が抜けて記憶力が悪くなるが、実はこの2つは相伴っているという。新たな研究により、歯を失うと記憶力が弱まることが明らかになった。

学術誌European Journal of Oral Sciencesに掲載された研究によると、55~80歳の被験者273人を対象におこなわれた調査の結果、維持している歯の本数は、過去の出来事を思い出す「エピソード記憶」と実際の情報などを覚えておく「意味記憶」に深く関係していることが判明。年をとっても自分の歯をしっかり維持している人は、歯がない人よりも平均で4%記憶力が勝っていることが明らかになった。また、天然歯の数は、過去の記憶の回想、認識にそれぞれ20%、15%、意味記憶に14%の不一致をもたらすこともわかったという。

歯と記憶は一見関係ないように思えるが、研究者らによれば、実は歯と顎の動きにより発生する知覚インパルスが記憶を司る脳の部位「海馬」に送られており、脳の働きを活性化しているそう。そのため、歯がなかったり少なかったりすると、送られる信号が少なくなり、記憶力が衰えてしまうのだそうだ。

なお、昨年おこなわれた調査では、虫歯のない美しい歯が認知症の防止につながるとの結果も出ており、歯磨きをする回数が1日1回以下の人は、1日3回磨いている人よりも認知症を発症する確率が65%高いことがわかっている。

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