空腹時は冷静な判断ができなくなり、危険な行動をとりやすい:研究結果

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お腹が空くと機嫌が悪くなり、冷静な判断ができなくなる…といった経験はないだろうか。空腹のせいで平常心が装えなくなるなんて子どもみたいだが、実はこれ、動物にとってまったくノーマルな反応らしい。

学術誌Current Biologyに掲載された研究によると、食事は我々の気分だけでなく、意思決定能力にも影響を及ぼすそう。しかもこういった傾向は、人間だけでなく動物界のさまざまな種にも見られるとか。

研究では、お腹が空いているときの小バエの行動と脳の神経回路を観察。すると、空腹時は満腹時に比べて、身の危険を顧みず、リスクの高いエサ(腐りかけの果物や植物など)を食べようとすることが明らかになったそう。似たような現象は人間でも観測されており、人は、空腹時に金銭的なリスクを冒しやすいことがわかっている。

これは、ただ単に小バエが、「お腹が空いているからちょっと傷んでるものでも食べてしまおう」と考えたわけではなく、空腹により物事を学んだり記憶したりする神経細胞がブロックされるからだとか。そのため小バエは、満腹時は敬遠するような、腐った食べ物から発せられる二酸化炭素を感知できず、口に運んでしまうのだという。

さすがに人間と小バエがまったく同じだとは考えづらいが、カビが生えやすくなるこの時期、空腹時は本能に任せて腐ったモノなどを食べてしまわないよう十分気をつけてほしい。

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