シニアの記憶力低下は「年寄り=ボケている」との固定概念が原因だった!?

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思い込みとは恐ろしいもので、なんでもないことでも自分が信じ込むだけで現実となったりする。実際、「ストレスは健康に悪い」と考えるだけで、本当に体に不調が現れるとの調査結果も出ている。そんな中今度は、「年寄りは記憶力が悪い」との固定概念が、人の記憶力に悪影響を与えることが明らかになった。

南カリフォルニア大学デイビス・スクール・オブ・ジェロントロジーによれば、固定概念はときに、能力を発揮する妨げになってしまうことがあるそう。例えば、「女子は運動が苦手」という固定概念を抱く女の子が、スポーツを避けるようになる…といった具合だ。これはお年寄りにも同じようなことが言え、59~79歳のお年寄りを対象におこなわれた実験でも、「年をとると物覚えが悪くなる」という本を読まされた被験者と、何も読まなかった被験者では、前者の方がその後実施した記憶力テストの成績が劣っているとの結果になったという。

調査を率いたサラ・バーバー女史は、「年寄りの記憶力低下は、『年をとると忘れる』ではなく、『忘れないように心がけることが重要』と、違った固定概念を刷り込むことで、改善できるかもしれない」と話している。

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