「自撮り写真は若者の心を傷つけ、ネットいじめの原因になる」と心理学者

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flickr_garryknight

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日本の若者の間ではもはや当たり前となった「自撮り写真」。ケータイのカメラなどで自分の姿を撮影する行為を指すが、こういった写真をSNSに投稿すると、場合によっては自らの心を傷つけ、自信を喪失する原因となってしまうこともあるという。

臨床心理士のJessamy Hibberd医師によれば、自撮り写真の投稿は、「周囲の人の注目を集めたい!認められたい!」という心理からおこなわれているが、ときにこういった写真がネットいじめや自負心の低下につながる可能性もあるとか。「若い人たちは、SNSを使って他人と自分を比較しようとしている。そのため、もし自分の写真に付いた『いいね』の数が少なかったり、誕生日のお祝いコメントがもらえなかったりすると、自分は人気がないと感じ、必要以上に傷ついてしまう傾向がある」とHibberd医師。他人との比較は日常の生活の中でも常におこなわれているが、フェイスブックなどのSNS上では、そういった問題がさらに激化してしまう恐れがあるのだという。

欧米では、ネットいじめが原因で命を絶つティーンエイジャーが後を絶たない。こういった悲惨な出来事をこれ以上増やさないためには、「自撮り写真はほぼすべて加工されている」「ネット上では誰もが“良い一面”だけを見せている」ということを心得、他人から認めてもらうことよりも、自分自身を認めてあげることの大切さを理解すべきだと専門家らは語っている。

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