医者の世界は男女不平等 女性医師は男性医師より年収が500万以上少ないとの調査結果

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女性の社会進出が進み、今や女性も男性と同じような仕事に就き、同じほど稼げるようになってきた。ところが、こういった男女の差が縮まるどころか広がってしまっている業界がある。医療の世界だ。

米国医師会雑誌に掲載された調査によると、女性医師の数は、1987年から1990年の間に10.3%、2006年から2010年の間に28.4%増加し、着実に増えているそう。ところが、収入はそれに比例しておらず、1980年代の平均的な男性医師は、女性医師よりも20%(約340万円)収入が多いだけだったが、2000年に入るとその差は25.3%に開いたとか。これは、金額にすると1年間に約560万円違うという計算になる。なお、男女間の収入の差は医師だけでなく、歯科医や医師助手などでも同じ現象が起きているという。

今回の調査では、外科医や小児科医といった専門分野における収入や男女比の違いの調節をしていないとのことだが、調査を率いたSeth Seabury氏、Amitabh Chandra氏、Anupam Jena氏いわく、こういった専門分野を考慮してもまだ性別による医師の収入差は歴然だとか。また今後は、専門分野における男女比についての調査を進め、小児科やプライマリーケアなどの収入の低い分野に女性が多いのは、ただ単に女性がその分野を好むからなのか、それとも高収入の分野で女性が活躍できる機会が少ないからなのかなどを追求していきたいとしている。

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