カレーの成分でがん細胞が消える!?:ウィーン農科大学研究

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インド人に負けるとも劣らないカレー愛をもつ日本人にとって嬉しい研究結果が報告された。なんとカレーの成分でがん細胞を撃退できる可能性が、ウィーン農科大学の研究により明らかになったのだ。(とはいっても単にカレーを食べるだけではがんには勝てないのであしからず。)

カレーのスパイスであるウコンの黄色色素クルクミンは、抗酸化物質で、抗炎症作用があることで知られているが、実はがん細胞を撃退する効果もあることをご存じだろうか。過去の研究では、このクルクミンが腫瘍細胞に吸収されると細胞の成長をが妨げられ、次第に細胞自体を殺してくれることがわかっている。しかし、クルクミンは簡単に水に溶けないため、細胞に吸収されづらいとされていた。

そこで、ウィーン農科大学の研究者ら開発したのが、クルクミンの粒子をEmulsomes(脂質が結合した極小サイズの接着剤のようなもの)に詰めてとり入れるという方法。実験では、Emulsomesの中心部にクルクミンを入れた“CurcuEmulsomes”をつくってがん細胞にさらしてみたところ、細胞は見事に“CurcuEmulsomes”を吸収し、48時間でほぼ半分のがん細胞を殺すことに成功したという。

ウィーン農科大学の研究チームは、今後は、“CurcuEmulsomes”の効果を人間の体内のがん細胞で試していく予定とのことだ。

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