受動喫煙と肺がんは関係ない!?:スタンフォード大学研究

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flickr_Miss Cigarette

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タバコを吸う人も吸わない人も、副流煙の危険性についてはご存じだろう。最近では、パッケージに「たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします」なんていう警告が書かれているものもある。ところがこのほど、「受動喫煙と肺がんに明確な因果関係はない」とするアメリカの研究が発表された。

米スタンフォード大学が、7万6304人の女性(50~79歳)を対象に幼少期や大人になってからの家庭や職場での受動喫煙を調査したWomen’s Health Initiativeのデータを分析したところ、受動喫煙が肺がんのリスクを高めるという事実はないことがわかったそう。同研究によれば、被験者となった女性のうち10年6カ月以内に肺がんを発症したのは901人で、喫煙者の発症率は非喫煙者の13倍、元喫煙者の発症率は4倍だったとか。しかし、生まれてこの方1度もタバコを吸ったことがない人が、受動喫煙により肺がん発症率が高まる可能性は統計上確認できなかったという。ただし、喫煙者と一つ屋根の下で30年以上暮らしていた場合に限り、わずかに病気を発症するリスクが高まる可能性はあるそうだ。

今回の研究は、受動喫煙と肺がんの関係のみを見たもの。これまでの調査で、副流煙により目や喉の痛みを発症したり、心筋梗塞や狭心症などになる危険性がアップすることもわかっているので、くれぐれも「喫煙の際には、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう」。

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