もう“痛がり”とは言わせない!脳のつくりによって痛みに強い人と弱い人がいることが明らかに

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ちょっとのケガでもやたらと痛がる人を見て、「大げさだな…」なんて思ったことはないだろうか。またはその逆で、「全然痛くないよ」とか言われて試したら激痛だったなんてパターンもあるのでは。それもそのはず、実は痛みの感じ方はその人の脳のつくりによって違い、痛みに敏感な人と鈍感な人がいるらしいのだ。

米ノースカロライナ州のWake Forest Baptist Medical Centerが、116人の健康的な人を対象におこなった研究によると、痛みの感受性は、脳の皮質の厚さによって違うことがわかったそう。実験では、被験者の腕もしくは足の一部を華氏120度(約摂氏49度)まで熱し、それぞれが感じた痛みの度合いを記録。それから数日後にすべての被験者の脳をMRIで撮影した。その結果、痛みに敏感な人は、注意制御や内観などと関係がある脳の分野の灰白質が薄く、逆に痛みに鈍い人はここが厚いことが明らかになったという。

今回の研究で痛みと関係があるとされた脳の分野は、休んでいるときや空想しているとき、即ちデフォルトモードのときに活発になる部分とのことで、研究を率いたRobert Coghill氏は、「デフォルトモードの活動が痛みを引き起こす脳の活動と競合するため、デフォルトモードでいる時間が長い人ほど痛みに鈍感なのでは」と語っている。また、同じく痛みと関連している後頭頂皮質は注意制御を司る場所であるため、注意力が高い人ほど痛みをコントロールできる可能性もあるとのことだ。

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