日焼け止めや歯磨き粉、石けんなどに含まれる化学物質が男性不妊の原因になるとの研究結果が発表

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“不妊”が女性だけの問題ではないことはご存じだろう。

男性不妊には、乏精子症や無精子症といった病気が関係しているが、こういった病気を引き起こす原因が、日々何気なく使っている日用品に潜んでいることを示す研究結果が発表された。

内分泌攪乱物質が精子の“泳ぎ”に影響

学術誌EMBO Reportsに掲載されたこの研究によると、日焼け止めや歯磨き粉、石けん、子ども用のプラスチックのおもちゃなどに含まれている内分泌攪乱作用のある化学物質が、男性不妊に関係している可能性があることがわかったそう。

ドイツとデンマークの科学者らがおこなった同研究では、我々の身のまわりにある約100種類もの化学物質を調査。結果、そのうちの3分の1が精子に有害であることを突き止めたとか。

実験では、これらの化学物質が精子の泳ぎに影響をもたらし、受精するのに必要不可欠な酵素の早すぎる分泌を引き起こしてしまうことが確認されたという。

近年の不妊症の増加に関係か

研究者の1人であるコペンハーゲン大学病院のNiels Skakkebaek教授は、「内分泌攪乱物質が精子の機能に悪影響を与えるという直接的なリンクが証明されたのは今回が初めて。ただし、こういった化学物質が近年の男性不妊症患者の増加に関係しているのかどうかは、今後の臨床実験を通して明らかにする必要がある」とコメントしている。

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