ついにテレパシーが実現!?脳から脳へメッセージを送る実験に成功

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言葉で伝えなくても、人の心の中が読み取れてしまう「テレパシー」。超能力の一種とされてきたが、このほど米ワシントン大学のアンドレア・ストッコ氏率いる研究チームが、脳から脳への直接的な情報伝達を実現した。

脳信号で相手の動きをコントロール

同研究チームが最初にテレパシーの実験に取り組んだのは昨年。インターネットを使って脳波で命令を送り、相手の手の動きをコントロールすることに成功していた。

今回おこなわれた実験はより包括的なもので、約800m離れた違う建物内にいる人に脳信号を送り、瞬時に手の動きを操ることができたという。

離れた場所から手の動きを操作

実験の詳細はこうだ。

被験者を送信者と受信者のペアにし、送信者にはインターネットを介して脳の活動と電気パルスを送る脳波検査マシンを装着。受信者には、手の動きを司る脳の部分の近くに経頭蓋磁気刺激コイルを装着した。

University of Washington

この状態で大砲を放って敵を退治するゲームをおこなってもらうのだが、ゲームの画面が見えているのは送信者だけで、受信者には見えない。

しかしコンソールを所持しているのは受信者だけであるため、送信者は大砲を放ちたいときに受信者に脳信号を送り、受信者の手をコントロールするというわけだ。

教育の現場で役立つかも?

3組の被験者におこなった実験の結果、成功率は25~83%。ばらつきはあるが、ストッコ氏らは「今回の研究により、脳と脳をつなぐパラダイムが実用可能なテクノロジーへと近づいた」と自信を見せている。

なお将来的には、こういった技術を使って教師から生徒へ知識を直接脳に伝達するなど、これまで言語でしか説明できなかった情報を相手に伝えるのに役立つ可能性もあるのではと研究者らは語っている。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=xRsx5egJoYk[/youtube]

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