家電量販店で商品をチェックした後、その商品をECサイトで買う人は74%!! “家電量販店”が”家電展示場”と化しているのは本当だった件

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家電を購入する際、消費者がこぞってインターネット通販の「Amazon(アマゾン)」を利用していることから、家電量販店の業績は悪化し、「販売店」どころか「家電展示場」になっているとの噂が話題となっている。

そこでIRORIOが、「ネットショッピングとショッピング」に関する独自調査を行ったところ、「家電量販店で商品の実物を見た後で、その商品をECサイトで買ったことがある」人が74%もいたことがわかった。調査は18歳~60歳までのネットユーザー300名を対象にインターネットで行った。

調査ではまず、「ネットショッピングで最もよく利用するECサイト」を質問。1位は独走の「アマゾン」で「61%」、つづいて「楽天」が29%、「それ以外」が8%、「ネットショッピングを利用したことがない」人は2%だった。

「アマゾン」を選んだ理由は「商品が探しやすい」「早い、安い、信頼できる、スパムが来ない」などだった。確かに、楽天の商品検索では、本当にほしい商品ではないものが山ほど表示され、なかなかほしい商品にたどりつけなかったり、フォローメールの多さにへきえきしたりという経験のある人は多いのでは。一方、「楽天」を選んだ人からは、ショッピングポイントに加え、楽天カードや他カードとのポイント連携が充実しているため「楽天」で買い物をすると答えた人が多かった。

では、家電量販店が家電展示場と化しているのは本当なのだろうか。調査で「家電量販店で商品の実物を見た後に、その商品をECサイトで購入したことはあるか?」と質問したところ、「よくある」と回答した人が32%、「たまにある」が42%で、合わせて、実に74%の人が家電量販店で商品を確認してからECサイトで商品を購入していることが明らかになった。「ここ3ヶ月以内に家電量販店で3万円以上の商品を購入した」人はわずか27%で、家電量販店が展示場と化し、売り上げに伸び悩んでいるのは事実のようだ。

量販店のメリットと言えば、店頭での「値引き交渉」だ。実際、「家電量販店で店員を相手に価格交渉をしたことがある」人は「よくある」「たまにある」を合わせて76 %だった。しかし最近では値引き交渉をしても「アマゾンと同等の価格は無理」と断られるケースが多かったり、「(値引き交渉は)嫌 恥ずかしさもあるし面倒」(ネット掲示板より引用)という消費者もおり、ならば、最初から安いとわかっている「アマゾン」で買った方が楽と考える人もいるようだ。

「アマゾン」が家電製品の価格を安く設定できるのには理由がある。「アマゾン」は、主力商品が書籍であり、値引きのない書籍で十分な売上げを立てていることから、家電部門の赤字を吸収することができるようなのだ。これについて、家電量販店からは「アマゾンの低価格は不当廉売なのでは?」との声があがっているが、消費者はこの家電量販店の不満について、「(家電量販店)が商店街の電気屋駆逐した方法じゃんw 」「『不当廉売』は家電量販店の専売特許じゃなかったの?(中略)文句言うな」(ネット掲示板から引用)など、問答無用と切り捨てる。

一方、かつて家電量販店の「不当廉売」に痛手を負ってきた「街の電気屋」は、クーラーや冷蔵庫などの大型家電の設置やトラブルにこまめに対応してくれると、今一度見直されているようだ。不当廉売に尽力するあまり家電量販店が投げ出してきた「アフターサービスの充実」。顔見知りの電気屋さんが困ったときに助けてくるならば、少し高くても街の電気屋で購入しようという消費者の気持ちは、実にシンプルなものだ。

最後にこの、消費者の本音で記事を締めくくりたいと思う。

「量販店には頑張って欲しい。やっぱり現物を確認したいからね。 買うのはAmazonだけど」

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