全国で推計421万人!思考能力も奪う「ネット依存」から脱却するためにできること

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Flickr_Abd allah Foteih

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日常生活に支障をきたすほどインターネットやスマートフォンを利用してしまう「ネット依存」がこの5年間で1.5倍に増加したことがわかった。深刻なネット依存から脱却するためにはどうすれば良いのだろうか。

ネット依存者は全国で推計421万人

厚生労働省が昨年、全国の20歳以上の男女約4,000人を対象に行った調査によると、「インターネット依存」の疑いがある人は全国で推計421万人にのぼり、5年前の調査に比べ、およそ1.5倍に増加したことが分かった。

20歳以上が対象の調査であるため、20歳以下の青少年や子どもも含めると、その数はさらに膨らむと考えられる。

同調査では若い世代ほど依存する割合が高いことも判明。20代前半の男性では5人に1人にネット依存の疑いがあることがわかった。

ネット依存の症状とは

それでは、ネット依存とはどのような状態のことを言うのだろうか。

123RF

スマホを手放せない、家族や友だちといるよりも、インターネットをしている時の方が楽しい、親や家族、友だちに隠れてネットをしてしまう、という人は要注意。

ネット依存に陥ると、視力の低下や肩こり、倦怠感を感じるといった肉体的な症状から、自分の感情をうまく表現できない、思考能力がなくなる、攻撃的になる、現実の人間とのコミュニケーションができくなるなどといった、精神的な症状も見られるようになると言われている。

さらに、うつ状態や、気分障害、不安障害や強迫神経症などの精神科系の厳しい病気に発展してしまう可能性もあり、心療内科を訪れる人もいるという。事態は深刻なのだ。

心当たりのある人は、以前にご紹介したこちらの記事から、自分がネット依存かどうかをチェックしてみよう。

ネット依存から脱却するには!!

それではどうすればネット依存から脱却できるのだろうか。

韓国では2011年に国策として、16歳未満の青少年が深夜にオンラインゲームにアクセスできなくする「青少年夜間ゲームシャットダウン制」を導入している。これにより、オンラインゲームにアクセスする子どもの数が減り、また、ネット依存が深刻な問題であることが国民に認知されるようになったという。

さらに、国費による11泊12日の断ネットキャンプ「レスキュースクール」なども開催されている。つまり、強制的にネットや携帯、スマホから離れる時間を作ることが、ネット依存から脱却する1つの方法と言えそうだ。

<ネット依存から脱却るためにできること>
1. 30分使ったら必ず休憩する、一度使ったら1時間以上空けるなど、「利用時間」や「利用時間帯」についてルールを決める。
2. 受信通知をオフにする。すぐにレスをしなくても良いキャラになろう。
3. 予備バッテリーを持ち歩かない。バッテリーが切れたら今日の利用はおしまいにする。
4. パスワードを複雑にしてログインを面倒にする。
5. 「レコーディングダイエット」のように、スマホを使った時間を記録し、自分の依存度がヤバイと認識する。
6.「アプリストッパー」など、 アプリの使用時間を制限してくれるアプリを使う。

酒やタバコなどの嗜好品と同様に、ネット依存から抜け出すには強い自制心が必要だ。深刻な現状を打破するためには、国としての対策や、依存傾向の強いアプリを提供する企業側からの規制や対策も必要なのかもしれない。

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