天才建築家が描いたルイ・ヴィトン美術館のスケッチが“ラフ”すぎると話題に

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FONDATION LOUIS VUITTON HP

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世界的ファッションブランドのルイ・ヴィトンは27日、パリ西部のブローニュイの森に現代美術館と多目的ホールを有する「ルイ・ヴィトン・ファウンデーション」をオープンする。

子どものラクガキみたいなデッサンがスゴイ

建築家のフランク・ゲーリーが手がけた「ルイ・ヴィトン・ファウンデーション」の建物は「ガラスの雲」と呼ばれ、繊細で複雑なラインを構築している。しかし、その構想時のスケッチは衝撃的だ。

この絵がまさに、最初の模型を制作する前に描いた建物のスケッチなのだという。

「この通りになっちゃってる」

これが正直な人々の感想だろう。

さらに、

確かに、自分や自分の子どもでも描けそうなのである。

「この通りになっちゃってる」

しかし、さらにすごいのは、完成した建物が、このデッサンの通りに出来上がっていることだ。

現代の建築技術の限界に挑む

脱構築主義を掲げる建築家は時に「建築思想家」と呼ばれ、19世紀以来の建築の風潮に反した、実現不可能と思われる建築物を構想してきた。

そんな脱構築主義の代表的建築家であるフランク・ゲーリーは今回「ルイ・ヴィトン・ファウンデーション」を建設するにあたり、構造計算技術と職人たちの技で、建築会の限界に挑んだと称されている。

素材には、3600枚のガラスと19000枚のダクタル板(繊維の入ったコンクリートパネル)を使い、繊細で多面的な美しい「ガラスの雲」を具現化したのだ。

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ゲーリーは素描を描く際、19世紀終盤に見られたガラスによる建築物と庭園に着想を求めたという。素材にガラスを使うことは、このスケッチを描いた時点で明確だったようだ。

彼はこの建物について彼は、「絶えず変わりゆく世界のように、その日の時間や光の加減で表情を変える建物を構想したいと考えた」と述べ、二度と同じ瞬間はない「そのはかなさを感じてもらえたら」とコメントしている。

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